天ぷらにソースをかけますか?―ニッポン食文化の境界線 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101366517

感想・レビュー・書評

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  • 友人からの借用本。同時投稿のFBを見て、偶然持っていたとのこと。ありがたや。で、既読の「納豆に砂糖」と比べると初心に忠実で、食の方言をしっかり検証している印象を受けた。書きぶりも奇を衒わない感じ。偶然我が家で晩の余りの天ぷらを翌朝食べる機会があり、オーブンで温めてウスターソースで食した。ミニお好み焼きのようで美味しかった。後半の東海道における食文化の境界では、歩いて東海道を上りつつも、途中、場合によっては車や電車も使うという肩肘張らない紀行に好感が持てた。

  • 日本の地域ごとの食文化の違い(著者の「食の方言」という表現が言い得て妙)を地図に落とし込んだときのインパクト(色分けが見辛いのが惜しいが)。ここまではっきり分かれるものかと感心させられる。最終章は食文化の境界を確認すべく実際に東海道を歩くという、フィールドワーク的なルポ。民俗学の香りも漂う好著。

  • 2013/12/11-
    文化の違いは、単に都からの距離の違いだけでなく、地形や藩主の出身地など複雑に入り組んでいる。ドーナッツ現象や飛び地現象には、再度興味が持たれた。
    椎名誠の解説もまた興味深い。「冷やし中華にマヨネーズをつける文化が関東まで攻めてきたら許さん。」と言い切るのには、作者同様「食文化」を尊重する姿勢に共感を覚える。

  • 県民ショーなるテレビ番組がある。内容はかなりストライクな事をやってるんだけど、司会の2人がキラい、それにコビへつらう出演者の姿を見るのがなんか痛々しいので観ないんだけど。

    この本はその元祖ともいうべき内容。
    天ぷらにソースをかける文化、
    紅ショウガを天ぷらにする文化、
    芋煮会にジンパ(ジンギスカンパーティ)、
    とうがらしが「南蛮」と呼ばれたり「こしょう」と呼ばれたり、
    豚まん肉まんに辛子醤油だったり酢醤油だったり、
    メロンパンとサンライズの因果関係
    赤飯を除く豆ごはんがマイナー文化だったりとか
    冷し中華のマヨネーズが寿がきや文化だったとか
    古漬を煮て食う文化とか
    カレーライスに生卵は関東ではマイナールールだったり

    圧巻は東海道を徒歩でフィールドワークして、文化の境目を実証していく最終章。
    これって街歩き側の俺がしたい事にかなり似通っている。すげえオモロい
    にかけうどんってのは知らなかったなぁ。まだまだ奥が深い日本の食文化

    マクドができて、イオンができて、国道バイパス沿いのチェーン展開店がどんなに繁盛してもだ、各地方の日本のローカル食文化はそれらのセイタカアワダチ草的外来種に負けずめげずに継承されて行ってほしいものである。

    筆者は「食は方言である」と喝破している。
    まさにそう、方言をおろそかにし、標準語のみを押し付ける事で文化は衰退の一途をたどる。自分になじんだ方言や食文化に誇りをもつとともに、色んな他の食文化や方言に敬意を払って行きたいと思う。もっと言えばマクドもイオンも標準語も方言の一形態として受け入れていければ…

    尚、ニラの味噌汁、大阪ではマイナーとなっていますが、チゲが広まった今だとちょっと変わった結果になってるかもなぁ

  • 地図に出した結果がおもしろい。そんなにくっきりと区別ができるものかと感心する。また食文化の違いを「食の方言」と言い換えた発想が素晴らしい。

    わたしはやっぱり関東圏の方言の持ち主だったけど、肉だけは当てはまらない。肉って言ったら牛肉。

  • -

  • 面白い!!!!

    面白い!!!!

    面白い!!!!

    何が面白かったか、何を食べたいと思ったかは、もう一々書いてられないんだけど、すごく良かったよ、この本。
    日本全国津々浦々!その食文化の深く複雑で、そして、いとおしいことよ!
    同じ食材でもところ変われば味付けも調理法も違う!
    同じ県でもところ変われば食べるものが違う!

    食という柔らかいテーマだけど、さすが日経新聞発の企画にして新潮文庫。
    内容盛りだくさんで、濃いです!勉強になります!
    かなりボリューミーです!

    読めばきっと、日本がもっと好きになる。

  • 日本における食文化をインターネットを使って統計をとった本で、とてもおもしろかった。第十六章「東海道における食文化の境界」は東海道を歩いて、食文化の境界線を調べた紀行文であり、圧巻。是非写真入りで続編を含めて刊行してほしい。

  • 新聞記者の軽快な取材力とネットという双方向性を遺憾なく発揮した参加型の紙面。食は方言であるとのスタンスが頷ける。
    しかし天ぷらにソース?、冷やし中華にマヨネーズ?、漬物を煮る?・・・。私にとって驚愕の食文化が広がる。それを日本地図に落としてみると、はっきりと見えてくる結果。テレビ番組の「ケンミンショー」は、この本がヒントになっているようだ。



    他人の嗜好をおかしい、気持ち悪いとするのは本当は偏見なのだけれど、やはり食べ物は自分の好みで食べたいよ。この先もお肉といったらブタ好きとか、味噌汁は長野産が好みなのは変わらないし、冷やし中華にマヨネーズはいらない。両親とも東日本出身の私の嗜好形態がはっきりしたし、痛快でもあった。

    後半の著者が東海道を歩いて実際に体験した食の境界線は、本当にすごい調査記録。

    白ねぎと青ねぎ、サンマー麺エリア、喫茶店のモーニング文化圏、うなぎの調理法、うどんとそば等々、東海道沿いの食文化は、大きく関東・中京・関西に分かれるけれど、当然のこと両方が混在する地域もある。しかし境界線は、川とか峠など自然環境のバリアが影響していることも分かった。おまけとして石油ポリタンクの色が赤以外に青とか白の地域もあるそうだ。足で歩くことは深く知ることでもある。

著者プロフィール

1951年、福岡県久留米市生まれ。日本経済新聞特任編集委員・コラムニスト、「B-1グランプリ」主催団体「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」顧問。東京都立大学法学部卒。75年、日本経済新聞社入社。社会部、生活情報部などを経て文化部編集委員。地方独自の食文化に注目し著した『全日本「食の方言」地図』(日本経済新聞社、後に改題、『天ぷらにソースをかけますか?』新潮文庫)が話題となる。他の著書に、『文学ご馳走帖』(幻冬舎新書)、『ちゃぶニチュード!』(幻冬舎文庫)、『納豆に砂糖を入れますか?』(新潮文庫)など。

「2017年 『食は「県民性」では語れない 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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