- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101366739
感想・レビュー・書評
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さだまさしさんって、あのさだまさしさんだったんだ!(笑)
「片恋」最初は、文章が軽すぎて好みじゃないなぁ…と思っていたけど、
読み進めていくうちにミステリの様相を呈してきて、引き込まれた。
湊かなえさんの「楽園」は、予想外に(?)良い作品だった。
後味悪い作品だろうなぁ~と構えながら読んでいたのですが、
ピリッとした辛さはあるものの、希望のあるラスト。
実はこれ恋愛小説だったのね。
米澤さんの「満願」は単行本で読んだので再読。(普通は逆だけど)
やはりこの作家さんは文章が巧いなと感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編苦手だけど、作家が違うアンソロジーってことでさくさく読めました。
沢木耕太朗「男派と女派」
やっぱりエッセイなのかな?
エッセイって苦手なんで、読み終えた直後だっていうのに、全然内容覚えてないw
おもしろくなかったってわけじゃなく、「ふーん」って感じで読んだから心に残ってないんだと思われ。
近藤史恵「ゴールよりももっと遠く」
1・2の続きですね。2からだいぶ間あいたみたいだけど。
短かったけど、男の世界というか、そういう設定は好きでした。
湊かなえ「楽園」
「告白」しか読んだことないんだけど、文章は読みやすくて好きです。海外、それも日本人がたくさんいそうな場所じゃないとこに一人旅とか自分だったら考えられないんだけど、読んでたらそれが正しい選択だって思えた。
親のエゴ(?)に振り回された悲しい話しのようで、そこからの再生の話しのようで…。その内容に、見たこともないのにその場所を選んだことが「あってる!」と感じた。
彼がかっこいいなぁ。こういうの好きだなぁ。
有川浩「作家的一週間」
今回はフィクション交えたノンフィクションな感じ。
微妙に雑誌名とか変えてるけど、元がわかる感じがイイね。
何も考えずに読んでたけど、図書館戦争でも取り上げてた言葉についてのネタに考えさせられた。
あと、こんなふうに物語を考えていくんだなぁ。アイデアってこんな感じで思いつくんだなぁってのがわかっておもしろかった。
こういう発想できるのが作家さんなんですねー。
米澤穂信「満願」
なんだろ、この方は1もそうだったけど、ちょっと現代より古い時代くらいを得意とする方なのかしら?
男性作家さんなのに古風な女性の描写がうまいですね。
虐げられつつ、芯の強いというか、表には出さないのに実は曲げない・・・みたいな女性のお話し。
佐藤友哉「555のコッペン」
1・2からの続き。
前の2作もそうだったけど、殺人に対する「動機」が見えずに終わっちゃうんだよなぁ。これは殺人じゃないかもだけど、それでも死んだ理由がないまま終わるのは、私にはなんだかもやもやして気持ち悪い感じ…。
このアンソロジーでしか読んだことない作家さんですが、他の作品もこんな世界観なんですかね?
他作品タイトルみても特殊な感じするし、単独で買って読むことはないかも。
でも赤井と土江田の関係がおもしろくなってきて、きらいではなかったです。
さだまさし「片恋」
歌手としてのさださんは母が好きな影響で私も好きなので、小説読んでみたいなーと思ってました。
ココのレビューでも「よかった!」ってのが多かったから期待して読んだんだけど…うーん、内容はともかく、文章が…。
1人称なのかそうでないのか…。
自分のことを「私」じゃなくて「ワタシ」と書くとことか…。
ちょっと苦手な文章でした。
でも内容はみなさん言うようによかったかも。
「愛の不在」「悪の不在」。
短編ながらそこを書ききったのはすごいと思いました。
他の作品も機会があれば読んでみたいかな。 -
有川浩は良かった。
都市伝説良い。もっと読んでたかったなー。
さだまさしは初読み。
なんだか文章が古く、読んでるとイライラしたけど
話の内容はとても良かった。 -
シリーズものになってる作家さんのお話はハマるし、米澤さんのお話も面白かった。
あとさださんのお話も色々考えさせられました。 -
どのお話も魅力的でした。読んだことのない作家さんの作品に出会えて楽しかったです。
有川浩さんのリズミカルな雰囲気と、言葉へのこだわりぶりが楽しく、今度はこの方の作品を読みたいと思いました。
クチコミでの評価が高い、さだまさしさんの作品。途中、ちょっと読むのにくたびれましたが読後感が良いです。 -
今回も玉石混交っぷりが甚だしい。
個人的なお勧めは
・近藤史恵
・さだまさし -
小説家本業の作家より、意外にもさだまさしのが一番面白かった。
短編は読むぞって構えなくてもいいから、楽でいいなぁ。
3巻目になると、慣れてきて新鮮味が無くなってきたという
気がしないでもないが。 -
最後のなんなの?!さだまさしー!