- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369112
感想・レビュー・書評
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多分初めての宮部みゆき作品。
自分にはあまりハマらなかった。催眠術が、というのも現実離れしている気がしてちょっと引っかかった。
また時間をおいて再読したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
体育教師の言葉が良かったです。
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いきなり登場人物が飛び降り自殺をすることころから物語は幕を開ける。続けて同様の事件が起きる、それをむずびつけるものは何か。話の続きは気になるし人間ドラマも描かれている。しかし推理小説として読むならば、ちょっと物足りない。その展開はずるではないかと言いたくなるような、読んでいた時は楽しくはあったけど赤川次郎的な結末に、ちょっと残念さを感じる。
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怖かった。
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宮部みゆきは初めてですが、伊坂幸太郎と同様、ミステリーを前置きとしてその先の先のドラマを描く展開力はお見事だと思いました。勿論、もしミステリーなオチを催眠術として、老人や洋子の心情とかの先のドラマに焦点を当てるだけに終わっていたら、オチの腑に落ちない感を指摘させてもらうつもりでしたが、この催眠術を先の先のドラマである守と吉武のドラマへと導くツールとして使っているので、ミステリーのオチとしては最低な非科学的な催眠術を導入したことは卑怯ではなく秀逸としか言えないです。万引きや恋愛商法やひき逃げという罪に苛む者の自責の念につけ込み催眠術をかけるという行為、サブリミナル効果という伏線からもキーワードとなる催眠術を決して安易に思いついたものではないことが伺えます。また、吉武は父親ではないというミスリードも絶妙でした。ラストについてですが、守の「うちに帰るんだよ」は守の心の変化が現れていると思います。吉武の告白を通して、父の失踪の真実、なにより吉武の罪への後悔そして守への愛を知ります。守は初め吉武を恨みますが、赦します。それは守から見れば、吉武の言動は哀れという言い訳から生まれているように感じるが、吉武自身は純粋に助けたと思っていることを守が汲み取ったからだと思います。そして、守は初めは素直になれなかった、大造を始め親戚が与えてくれる愛にも身を委ねるという答えを出し、父の真実、吉武の罪を乗り越えたのだと思います。その気持ちをラストのセリフが如実に代弁しているのではないでしょうか。というわけで、今作は精緻で良質なミステリー本であると同時に希望のある守の成長譚だと思います。
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火車、理由、摸倣犯、と宮部みゆきにはまっていった私にとって
超能力は不要だった。
そのため★★。
ただ、社会派推理小説としてではなく
純粋に小説を楽しめる読者は
きっと楽しむことができると思う。 -
ミステリーなのか?
サブリミナルや催眠術って…
ちょっとガッカリかも… -
ドラマをたまたま見ててうる覚えだけど、まーまー楽しめた。てかドラマ見てなかったら理解できんかったかもwちょい複雑。