模倣犯1 (新潮文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2005年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369242

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模倣犯1 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 昔、映画を見て、微妙な感想だったので、敬遠してました。今になって何気なく手に取ってみたら、手が止まりません!かなり読み応えがあります。義男さん、被害者家族の気持ち、涙が止まりませんでした。

  • 後続の楽園を先に読んでしまい、慌てて模倣犯を読み始めた。

    自分の心に余裕がなかったのも災いしたのだろう。
    楽園は心が温まる一面があったのに対し、模倣犯はもろに心に響く辛さがあった。
    面白さの反面、5冊読みきれるか不安になった。

  • どこから感想を書いたらいいのか分からないというのが正直な感想です。「火車」ほどの衝撃は無いにしても、とても面白いです。読み終わるのが惜しく、ゆっくり読みました。
    読みやすいですが、物語が多層になっていて深いです。構成や場面(視点)の移り変わり、間の取り方は、特に前半は天才的だと思いました。
    連続殺人事件が起こり、その犯人は優秀でクールでカリスマティックな青年であることは、読者には早い段階で知らされます。なぜそんな犯罪を犯すのか、彼がなぜ自らマスコミに出てきたのかという疑問が提示され後に分かりますが、物語のテーマは最終的にはそれらではなく、最後まで明かされないまま進みます。完全犯罪を成し遂げたかに見える主犯はあっけなくぼろを出すのですが、このしょぼさこそがこの小説のテーマになるのです。
    登場人物がたくさん出てきて、それぞれの絡み合いが興味深く印象的です。被害者の遺族の心、加害者の家族の心などが痛々しく描かれています。有馬義男という、孫を殺害された豆腐屋の主人が魅力的でした(最後はちょっとつまらなかったですが)。被害者の身内である有馬がジャーナリストの滋子にたたみかける言葉にはぐっと来ました。また、犯罪者に仕立てられて不運な死を遂げたカズも素晴らしくカッコいい青年でした。
    本書を読む前に読んだ書評には「悲惨すぎて救いが無い」とあり、懸念したものの、思ったよりスッキリしたと感じました。宮部ファンには「長すぎる」と厳しい意見も見受けられますが、私は読んで良かったと思います。

  • 面白い。
    続きが読みたくてしょうがない。
    登場人物が沢山出て来るが、これからどうつながっていくのか。亡くなった犯人二人はどういう位置づけなのか。

  • 何度目かの再読。大好きな本。ベスト5に入るかも。

    5巻のうちの1巻が終わっただけなのに、真犯人が判明し事件が解決したような終わり方。真実はこれから明らかになるのに、ここでこの終わらせ方はすごい。何回も読んでるので結末も過程も分かっているのに、ハラハラドキドキさせられてのめり込むように読まされる。
    次巻に続くー。

  • 2015.10.18
    肉離れにより、ハーフマラソン走れずの日。悔しさから、一気に読了。久々に本を読む波が来ている。今後、どういうストーリー展開をするかがとても楽しみ。

  • 5巻もあるから、きっと一筋縄にはいかない犯人像に、少しずつ近づいていっているのかと思うと、すぐにでも先を読みたくなってきます。犯人は、まさか周りにはいないよね・・・失踪女性達と犯人のつながりがあるのかどうか、どう絡んでくるのか、気になります。おじいちゃんと真一くんが、納得のいく最後になっててほしいです。

  • 再読なのだが文句なしに面白い。
    1巻目でこれだけぐいぐい引っ張られてしまい次巻以降の期待がぐんぐん上昇。

    展開のテンポ、興味深いキャラクター、どれも物語に引き込む力がハンパない。

    大きな悪意、小さな悪意、極小の悪意。
    それにむかっ腹を立てつつどうこの気持ちに決着をつけてくれるか楽しみ。

  • 階段を転がり落ちるように、読むのが止まらなくなる…こんなに衝撃的な本!!久々に出会いました。。。

    宮部みゆきさんの作品の中でもダントツで好きです☆

  • 今年の年末はこれを読もうと全巻そろえてみた。夢中に読めると楽しいが、、、宮部さんの読みやすいストーリーテリングで十分楽しませてもらえそうな予感なする第1巻でした。今から読むと少し時代の古さを感じるかと思ったのですが、ほとんどそういう部分もありません。90年代半ばが舞台なので、バブルの後の日本、ちょうど猟奇的な殺人事件が実際に起こっていた時代、ワイドショーが警察まがいに犯人を追いかけて劇場型の犯罪にしてしまうのは今も同じ。だが最後に犯人は死んだのか?

  • 2012/12/10
    今頃読んでます。
    すごい憂鬱ながら読まずにいられない。
    ムカつくのよ!犯罪者!許せないのよ!
    とあることがあってから、より一層私のウエイトが被害者側に行っていて、
    ちょっと冷静に読めない。
    これ、5巻もあるんだよね。
    読まずにいられないけどしんどいなぁ。

  • 過去の読本。

    宮部みゆきにどっぷりハマり込むことになったきっかけの一冊。
    分厚い文庫で5冊という大長編は、初挑戦。途中で飽きてしまわないかな・・・と不安になりながら1巻を手に取ったが、なんのことはない、全5冊を2週間で読破。

    読む数年前に(宮部みゆきだとは意識もせずに)、中居主演の劇場映画(駄作中の駄作)を観たので、ところどころにデジャヴ感を抱きながら読んだのだが・・・。
    さすが原作、とても楽しく読み終えられた。

    宮部さんの最高傑作は「火車」であるという意見には変わりはないが、本作もまた、甲乙つけがたいくらいに好き。

    2007年頃の読了。
    ★4つ、8ポイント半。
    2012.09.19.書。

  • 映画にもなった話題作。やっと手に取ることができた。
    宮部さんの作品はどれをとっても非常に読みやすく、
    登場人物の描写や背景等、細部に亘って簡単に感情移入ができる。
    それだけ、ドップリはまって、気持ちがしんどいくらい。
    小説とはいえ、まるで本当に事件を追ってルポを読んでいるような感覚になった。
    被害者遺族を嘲笑うような犯人の言葉がナマナマしくて、その棘に胸が痛んだ。
    そして、鞠子の遺体と対面した時の有馬おじいちゃんの描写に涙がでた。
    宮部さんの書き込み方がとにかくスゴイ。
    犯人らしき人物が出てきたところで終わったのでウズウズ。。。続編も早く読みたい。

  • 映画がイマイチだったり、登場人物が多すぎて敬遠されたりでマイナスイメージも付いてしまってる気がして心配なのですが、コレ、相当面白いです。

    ミステリーでもありますが、群像劇でもあります。

    人間の「気持ち」が描かれている。



    「宮部作品は、時代小説のほうがいい。だって人情味があるから。」という意見を昔聞いたことがありますが、宮部現代ミステリーにも、ちゃんと人情味があります。ミステリーテイストに包まれて見えにくくなってるだけで。

    一度目はミステリー要素に引きずられて早く真相がしりたくて人間の気持ちにあまり目を向けずに読んでしまいましたが、しばらくしてもう一度読んでみたら、ヒューマンドラマ的な印象になりました。

    二度読み、オススメです。

  • 計画的な犯行?愉快犯?犯人像が少しずつ形になりながら物語りは進んでいく。

  • 限りなく、5に近い4点

  • これを読んでから、殺人推理小説に少々抵抗が表れるようになってしまった。痛い;;首を絞められながら読んだような感覚。
    ラストにどんな背景を持ち出されたとして、だからなんなのと。そんなの持ってくるなんて(泣)。
    こんなに犯人を許し難く思った小説は初めて。

  • 【あらすじ】
    墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった―。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。

    【感想】

  • おもしろい!通学の時間を利用して読んでいます。流行のドラマを見てるような感覚です。読み終わったら模倣犯ロスになりそう。つい居眠りしてしまったときみたいに、電車がいまどの駅に停車してるのかわからなくなることも。やっぱり宮部みゆきは天才ですね。

  • とにかく中だるみがすごい。ストーリー展開はあるんだけど、惹きつけられるほどの面白さはない。そして読んでる途中にドラマ見たことあって、すでにネタバレしてることに気がつく。5冊買っちゃったから読むけど。

  • 全巻読んでの感想
    これぞ劇場型犯罪!!というべき事件。
    犯人は心底犯罪を、そして世間の反応を楽しんでいる。
    刺激的な演出、マスコミを巻き込んだ犯行声明、そして小出しにされる証拠の品々。
    前半では被害者遺族を含め、事件に関わった人たちが犯人に翻弄され、さらに傷を広げ痛みを感じ続けるようすをこれでもかと提示してくる。
    後半、事件は大きく動く。
    人の良さだけが取り得のような優しく思いやりのある青年。
    自分の愚かさに気づかず、自分もまた「出来る人間」だと勘違いして暴走する青年。
    彼らの死こそが、事件がクライマックスに向かうファンファーレとなった。
    終盤から結末にいたる展開は圧巻だ。
    真犯人に仕掛けられた一発逆転の罠・・・滋子の決意が彼の完璧とも思えた演技を打ち崩していく。
    歪んだプライドは他者を物のようにしか感じない。自分だけが賢いと高みから冷ややかに見下している。
    しかし、その間違った歪んだプライドが彼を破滅へと導いていく。
    登場人物のそれぞれが丁寧に描写され、立体的な個性として読者に提示されていた。
    悲惨な過去を背負った男子高校生と彼を憎むことで生きていくことが出来る少女。
    愛する孫を無惨に殺されても尚、毅然とした態度を貫く祖父。
    事件の本質を追い求めながらも、自らの考えに固執しがちな滋子。
    とくに、祖父・有馬義男がいい。彼がいることで物語が単なる事件物ではなくなっているような気がする。
    どんなに知的レベルが高かろうが、犯罪に手を染めた時点で「愚かな」人間に成り下がってしまう。
    誰にも大切な誰かがいる。そして、誰もが大切な存在なのに・・・わかろうともしない犯人は、やはり愚かだ。
    映像化もされているけれど、この物語の素晴らしさは読まなければわからない。

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模倣犯1 (新潮文庫)の作品紹介

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった-。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。

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