- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369303
感想・レビュー・書評
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ざっくり言ってしまえば、おばけさんと料理屋の娘さんが、悪霊を退治する話。
おばけさんたち、登場人物が魅力的だったなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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2015年10月26日読了
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やっぱりキャラ造形の妙だね( ´ ▽ ` )ノ。
お化けや主人公はもちろん、ひね勝や主水之介等々、脇役もそれぞれ魅了的( ´ ▽ ` )ノ。
できればこれ、何作かシリーズの最終巻にして欲しかった(>_<)。もっとおりんとお化けたちの活躍を読みたかった(>_<)。
エピソードとしても、雑穀屋の古希祝いとお化け比べの二つだけだから、少々物足りなかった(>_<)。
ふね屋の今後もさることながら、ひね勝の怪我も気にかかる(>_<)。按摩さん、「亡者のつけた傷は亡者にしか治せない」って言ったくせに、治療してやらないまま成仏しちゃった(>_<)。
でもまあ、とても面白かった( ´ ▽ ` )ノ。宮部みゆき作品の中でもトップクラス( ´ ▽ ` )ノ。
2015.6.4 -
面白かった、最後はちょっとハラハラドキドキ怖かった!!
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宮部みゆきの時代小説は好きだな。
なかなか良かった。 -
ふな屋に助っ人に来ていた島次がお化け比べの日から寝込んでいるという。
お化け騒動は島次が仕組んだものと決めつけ、子細をはっきりさせると息巻く七兵衛。
だが、亡者を見ることの出来るおりんには、まったく見当違いの話だと分かっていた。
やがて。島次には兄である銀次が取り憑いていることが分かる。
銀次の暴走を止めるため、ふな屋に迷う5人の亡者たちもおりんに力を貸すことに。
そして。5人の亡者との因縁を持つ、新たな亡者がふな屋に現れる......!
2015年1月15日読了。
悲しい、悲しい、亡者の物語です。
誰もが、ほんの一歩道を違えれば亡者になりうる。それが怖くて、それ以上に悲しい。
おりんという少女を物語の中心に据える。そこが宮部さんの素晴らしさ。
生きているおりんと亡者となったお梅、二人の少女は光と陰を思わせます。
しかし。そのお梅が最後に亡者たちの道標となり、おりんにも光を与えます。
悲しいはずの物語にしっかりと希望の光を見せてくれていて、心がすっと軽くなりました。
やっぱり宮部さんの時代小説はいいですね。 -
「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた。あかんべえする少女、美男の若侍、婀娜っぽい姐さん、按摩のじいさん、宴席で暴れたおどろ髪の男。亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。幾重もの因縁の糸はほどかれ、亡者は成仏できるだろうか? ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇!
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久しぶりの宮部みゆきの時代もの。☆3つ半
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一気に読んでしまいました。おもしろかった~