月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (255)
  • (251)
  • (375)
  • (41)
  • (4)
本棚登録 : 2954
感想 : 308
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101373270

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2016年9月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「月」。

  • 母子家庭の仲の良さ,お互いを思いやる愛情にほっこりさせられました.また絵も雰囲気にぴったりで,詩を読んでいるような連作短編集でした.

  • 母娘の優しくて可愛らしい日常のお話かなと思ってたので、時折のぞく現実の辛みが余計に胸に迫りました。
    直接的な言葉で表現しなくても、ストーリーの雰囲気をこういうpauseで変調させるのって、作家の力量の見せ所だよなァ(何目線?

    それでも、この物語の底に流れているのは、二人の間に確固として存在する愛情なんですね。だからこそ安心して彼女達の物語を読み進めていける、心地よい作品です。

    お子さんを持つ方はもちろんですが、
    「私もお父さんお母さんが読んでるオトナの本読んでみたいよー」
    ってオマセなこと言っちゃう子にも読んでみてほしいな。読み終わった後に、親子で本を語り合うって、とても素敵な思い出になるんじゃないでしょうか。

  • ほのぼの。日常の素敵が詰まってる。

  • 又吉直樹が進めるだけある。非常に可愛らしい物語だ。

  • 母と娘。子供の無垢な疑問や発想を大切に、また、暖かく見守る母。 ほんわかとした気持ちになると同時に、そういった無垢な子供の考えを邪険に扱ってきた自分にがっかりもする。

  • 猫を飼いたい話は本当に泣ける、、すばらしい

  • アメトーークで紹介されていたので、表紙の可愛らしさに惹かれて購入。
    自分が幼いときの喜びや悲しみ、大人にとってはいたずらに見える行動(そして怒られる結果)にもちゃんとした意味があったこと、など、思い出された。もう一度読み直してみようと思う。

  •  やさしい物語。良書。

  • じんわり、あたたかい。
    さきちゃんと、お母さんの二人暮らしの空気が、優しくて、ちょっぴり切ない。
    世の中、日々虐待とか、母親の同居男性が、みたいなニュースがあって、
    こんな風に親子で思い合って暮らせたらいいのにな…と思った。
    子どもだって、人間だし、心もあって、生きている。

全308件中 121 - 130件を表示

著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北村薫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ZOO
乙一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×