あつあつを召し上がれ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.51
  • (186)
  • (449)
  • (571)
  • (109)
  • (15)
本棚登録 : 6818
感想 : 474
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101383415

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小川糸さんの著作は長編しか読んだことがなかったから、さらっと終わる短編に物足りなさを感じてしまった。ご飯描写も感情の浮き沈みも、もっと厚みを持たせたバージョンを読んでみたいと思ってしまった。

  • それぞれ独立した7つの短編集で食事をメインにした内容です。特に印象に残ったのは、2つ。

    母から教わったお味噌汁の話には感動して泣きました。毎日お味噌汁を作り続ける理由は女性としてとても共感できたし、私も同じ立場だったら同じことをしたと思う。心がほんわかしました。

    表紙にもなっている馴染みの中華料理屋さんで、プロポーズをする話は食事をする描写がたまらなくそそられる!美味しそうで、食事してる気分になれます。しゅうまい食べたい 笑 

  • 一つひとつの物語に、食べ物を通して、さまざまな思いが表現されています。
    悲しいときも、うれしいときも、辛いときも、食事がある。

    だれかと一緒に食事がしたくなりました。

  • お腹が空いてくる短編集でした。
    今まで小川さんの作品は何冊か読んできましたが、男性が主人公の作品も書かれることを知り、驚きがありました。様々な形で料理にまつわる物語を書かれていて、とても挑戦的な作品だと思いました。
    「こーちゃんのおみそ汁」が1番好きです。

  • あまりにドラマ性がないというか……
    まだ2作しか読んでないけどこの方の物語の魅力は「なんか納得させられている非現実感」だと思っている。その点だと豚の話は好き。

  • 最近は政治的な物が続いてたので、癒しを求めて小川糸さんの作品に手をのばしました。食をテーマにした7つの短編集。「バーバのかき氷」や特に「こーちゃんのおみそ汁」は私の小川糸さんイメージ。「ポルクの晩餐」は意外。毛色が違った作品もあり楽しめました。

  • 私は食べる事が好き。
    食べ物の描写が素晴らしい作家さんが何人かいる。
    もう本当においしそうで、たまらん!事が。

    食べ物は幸せな記憶と結びつきやすいのかもしれない。
    食べてる時は幸せだから。
    食べられるのは健康だから。

    食卓からイメージするのは湯気、匂い。

    一人で食事をする機会が多くてもイメージするのは団欒。
    美味しいものを一緒に、食べたい人と食べられるのは最高に幸せだと思う。
    食べる事は生きること。

  • 切ないお話もあったけど、やはり思い出の味たいうのは人を幸せにするんだと思う。

  • 食卓をめぐる7つの物語。
    短編集で読みやすかった。
    ページ数も少ないので、すらすらと
    1日で読めます。

    『あつあつを召し上がれ』というタイトルで
    最初の物語に出てくる食べ物が
    かき氷なのは、たまげた!笑笑


    小川糸さんの食に関する描写、かなり好み。

    個人的には『親父のぶたばら飯』の雰囲気が
    とても好きだった。

    読んでるだけで、お腹が空いてくる本!
    微笑ましくなったり悲しくなったり
    いろんな物語があったけれど
    全体的にほっこりする作品でした。

    あらすじにも書かれている通り、
    身も心も温めてくれる、、、確かにそういう本でした。

  • 大学の課題続きで、軽く読める本が読みたくて手に取りました。「さよなら松茸」の食事の描写が凄すぎて感動しました。めっちゃおいしそう。「いとしのハートコロリット」は辛すぎてもう読みたくないかもしれない…。

全474件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川糸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×