マボロシの鳥 (新潮文庫 お 75-2)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101383521

感想・レビュー・書評

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  • 斜め読み
    筒井康隆のなんちゃって版 てな感じ
    お粗末

  • 帯に書いてある通り、太田光はこの世界の良心を信じてるんだと思う。

  • TVでは絶賛、というか本の評価をする人が褒めていたので面白いのかな?と思いつつ、文庫を待って読んでみたのですが。
    「面白いか?」と問いだたしたくなるのがこの本でした。
    短編なので、面白いと思うものや、ちょっと心に引っかかるものもありましたが、表題作などは(あとがきにもある通り)TVで見る作者の影が見え隠れし、他にもちらほら。
    多分、これ、書いた人が「太田光」じゃなければこんなに有名になってませんよね?

    とはいえ、「タイムカプセル」「魔女」「冬の人形」「奇跡の雪」等は結構好きでした。……残酷ですが、日本映画、或いは近現代文学でありそうな感じで。というか作者の中では「戦争」がキーワード、なんでしょうかね。

    元の題材となる「小説」は見えた気がしましたし、作者さんが本好きなのも解る気がしました。が、これが直木賞や芥川、本屋大賞等獲らなくて本当に良かった、と思うのも事実です。
    ちょっと読んでいて「やるせない」気持ちになる話を書いて頂ければ嬉しな、と読者目線で思います。

    面白いもの「も」ある、というのが読後の感想です。

  • 太田光に期待しすぎた。

    「そういうもの」としてあえて出版した気もするが、もっともっと文章を磨いて欲しかった。荒削りすぎる感。

    太田光の戦争に対する純粋な嫌悪感はよくよくわかったが、そこまでだった。

  • あの、爆笑問題の太田さんが小説を書くとどうなるんだ?と、購入。
    小説なの?かは疑問だけれども、伝えたい!!気持ちを強く感じる作品集。

  • 大人の寓話で、軽く読めた。
    どのページにも作者の顔がオーバーラップしてしまうのは、それも筆力のせいか。
    タレントの小説ということでは、劇団ひとりに軍配が上がる。

  • 週刊ブックレビューで紹介されていた本なので、文庫になったのをキッカケに買って読んだ。
    出来損ないの童話というところか。
    プロと素人の差がよく理解できた。
    ストーリーの展開、言葉の選び方、人物描写等やはり素人である。
    でも、中にはこれはという作品もある。謙虚に表現力等力をつけていけば、プロの作家になる素質はあるのではないか。

  • きっとどこかで繋がっている、ということを最も言いたいのかも知れない。けど、わかりやすく、だから安心だとか希望の光がきらめいてるとか言ってるわけでもない。ヘビーな日常を慰めたかったけど、ちょっと無理だった。

  • あとがきにもある様に、作者の顔が脳裏にちらちら浮かぶ。

    テレビで顔を見ている分、キャラクターが強い分、想像の中に出てくるんだろうな。

  • 子どものころ、時には怖く、時にはわくわくしながら聞いた物語のようだった。

    ひとつひとつ作風が違うが、なぜかまとまりがある。

    作者はさらっと皮肉をいいながらも、世の中が、人が好きなんだろうと感じた。

    あと本も。


    大人のためのおとぎ話。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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