超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.28
  • (172)
  • (343)
  • (748)
  • (156)
  • (56)
本棚登録 : 3818
感想 : 344
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101395227

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この手のアンチミステリ?的な本としては読みやすく、よく出来てると思う。
    税金対策とか、老作家老編集者の話が笑えた。

  • 短編集。吹く。

  • 何れも、作小説家を主人公として、小説家の苦心惨憺を面白おかしく風刺した、ユーモア短編小説集。黒笑小説、毒笑小説等と同じテイスト。

  • 凝ってます。大笑いするわけではないけど、クスリとさせられます。

  • 短編集。ブラックユーモアがきいている。
    長編は救いがないがじっくりと考えさせられる話を好むが、短編はふざけた設定で辛辣なメッセージを込めているような作品が好きである。

  • 新刊小説の書評に悩む書評家のもとに届けられた、奇妙な機械「ショヒョックス」。
    どんな小説に対してもたちどころに書評を作成するこの機械が、推理小説界を一変させる。
    発表時、現実の出版界を震撼させた「超読書機械殺人事件」をはじめ、推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。
    意表を衝くトリック、冴え渡るギャグ、そして怖すぎる結末。激辛クール作品集。

    **************************************
    面白いと言うても、ケラケラ笑うのではなく、ブラックな笑いが多い。
    短編集でも、小説として内容が素晴らしいのも多く、
    1つ1つが面白い。
    1つだけ、恐ろしい内容のものもあり、軽い感じで読んでたのに、間に、すぐに読めるけどこんなよくできた小説が挟まってるなんて、と思うのがあって、バラエティーに富んだ内容で面白かった。

  • このレベルの短編だったら
    ☆5つを付けてもいいかな・・・
    って思ったんですけど
    最後の方では、食傷気味になって
    ザッとしか読んでいませんねぇ。。。
    個人的には、読者も「苦悩」
    ってところでしょうか。。。

  • 短編集
    基本ギャグ
    小説家が浪費の領収書を何とかして経費と計上しようとしたり、批評をマシンに書いてもらう時代がきたりなどなど
    なかなか面白かった

  • 短編。最初の超税金対策は吹き出した。面白かった。しかし他はまあまあ、この税金だけであれば、星4つ。

  • 推理作家の苦悩を描いた全8話の短編集でした。どの話も結構笑えて面白かったです。東野圭吾さんの本は結構読んでいますが、こういう内容の本は初めてでした。たまにはこういう内容の本もいいですね。でも作家の仕事ってホントに大変ですね。書評や文学賞の選考にしても、本を読まないとできないんですからね。漫画とかなら10分位で読めますけど小説となると1時間や2時間では読めませんからねー。東野圭吾さんには、そんな仕事しないで、より多くの小説を書いていただきたいです。

全344件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×