パラダイス・サーティー〈下〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425290

感想・レビュー・書評

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  • まるで宝塚の男役を思わせるような想像で菜摘の話を読んでったんだけど。
    こんな菜摘のような人って、世の中には、とてもたくさん
    いるんだろうな〜なんて思うと。
    そういう人の本当の苦しみとかってのを描いたドラマって
    まだないかも。と思ったり。

    いっぽう、栗子のほうは、男性にとって
    ちょっと重たい女性だったりするんだけど
    マジメなだけに、古窪の正体が暴かれていくのが
    面白いやら、かわいそうやら^^;
    うう〜ん、菜摘に会ってみたい・・・・。
    え、私はレズじゃないです。

  • 素敵な恋人を見つけたかに思えた栗子。そして、やはり、素敵な人を探したかに見えた菜摘。オカマ、オナベの世界、やくざの世界が、少し覗けたような・・気分になる。なかなか世の中、簡単にはいかないよと思いつつも、二人を優しく見守りながら、読めた楽な本・・・2007.8

  • 【2004.01】
    結婚願望の強い栗子、レズの菜摘2人を取り巻く世界。30歳を前にしたふたりのそれぞれの生き方を描く。まだ30歳には遠いけれど、歳を経ることは嫌なことばかりではないと思った。とても前向きになれる作品。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    菜摘もまた、店の客の紘子に一目惚れして付き合っていた。が、進展せず悩んでいた時、紘子の家でたまたま見たビデオから、伸が性風俗の商売に関わっていることを知る。一方、栗子も所在不明の伸に会いたくて、周辺を調べ始めた。一途な二人に、とんでもない恋の結末が訪れようとは…。揺れ動く女心を巧みに織り込んで描く痛快ラブ・サスペンス。

  • 普通にドラマ見てるように楽しめた本。

  • 乃南さん、登場人物いじめすぎです(笑)何も鯨岡までそんな人にしなくても…。最後には、あの子供だった栗子が精神的に強くなりましたね。しかしこのカバーの絵、菜摘もイメージと違うなぁ…

  • うぉぉぉ。後半はこうなるのかぁー。やっぱり女も30年も生きてれば色んなこともあるわな。アナタもアタシもこの人も。

  • 本当に精神的大人になる為の30歳前の女の心理を書いた恋愛成長小説。心のモヤモヤが吹き飛びます!

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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