哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.84
  • (97)
  • (60)
  • (127)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 811
感想 : 64
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448060

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ひとかどの人になる人は、やっぱりタダモノではない。

  • 椎名誠を読むとなんか中学生の夏休みのような気分になる。ちょうどその時期に椎名、東海林、原田あたりを読み散らかしたせいかもしれないが。エッセイにしては驚異の3部作。自伝的内容だからかな。そういえば大槻ケンヂのグミチョコもまだグミ編しか読んでない。とりあえず、二部めを読もう、どちらとも。

  • 飄々とした椎名さんも、若い頃はハチャメチャ・ドッコイショ生活をしていたんですね。
    白いワンピースの少女 と 菊枝さん 楽しみだったのに、呆気なくどこかに消えてしまいました(笑)。

  • 笑える。たまにむかつく。なるほどと思う。これが椎名誠なんだなぁ、となんだか勝手に納得した。

  • 椎名誠の青春時代を描く小説あるいはエッセイ。過去の思い出と現在(と言ってもかなり昔に書かれた本であるが)執筆しながら思うことが混じりながら物語は進む。

  • 「哀愁の町に霧が降るのだ」椎名誠
    青春小説。薄汚れた茶色。

    自分の中では椎名誠さんの小説の中で一、二を争うくらい好きな小説です。椎名誠とその仲間達の青春時代がリアリティ溢れて描写されています。
    自分のなかではこの小説が憧れの学生生活でした。
    ・・・とは言っても自分の場合、さすがに陽も差さないオンボロアパートに男ばっかりで下宿、ってわけにもいきませんでしたが。
    でも好きなことやってなまぬるく生きるカッコよさがいいんです。

    青春小説3部作の1作目。
    「哀愁の〜」のあとに「新橋烏森口青春篇」、「銀座のカラス」と続きます。(5)

  • 椎名誠が描く、最高の青春群像劇。ここまで情景が目にくっきりと浮かび上がる作品は無いです。

  • エッセーも面白いけど、この小説は傑作。
    今と現在が思い付きのように交錯する、嵐のような小説。
    でも、切なくて元気になれる。
    3部作の中での白眉。

  • 学生の頃に読んで、こういう生活にすごく憧れた。

    俺はこの人の生き方、かっこいいと思う

    この歳になって、また読み直してみたい。
    自分に息子が出来たら薦めてあげたい。

  • ・6/19 この人の本も初めてだ.なんだか日記でも読んでるかのような、取りとめの無い話が続いていく.まぁ、こんなもんかな.
    ・6/20 今朝読了.続けざま下巻に突入しようと思う.

全64件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椎名誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×