- Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101462219
感想・レビュー・書評
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ネットベンチャーに務めている自分としては、こんな暗くて汚い世界があることはにわかには信じられないのですが・・でもあとがき見て驚きました、事実を元に描かれた小説なのですね・・
勉強になりました。 -
銀行がどんな風土かが分かりました
フィクションだけど、社会のどろどろってこんな感じなのかもしれないな
大人の世界は怖いー
内容自体はなかなか面白いです -
£1.0
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バブル崩壊後の都銀を舞台とした小説。
リストラ・汚職などがリアルに書かれており、人間模様として非情におもしろい。
この時期と同じようなリストラ再度行われない保証はない。
エリート街道を進んでいる人間でも会社の都合により非人道的な方法でリストラされてしまう。
会社と自分の関係を考えさせられる本 -
リストラと合併の相次ぐ銀行の世界をリアルに描いており、この中で描かれている事は、実際の銀行の中にも似たような事がたくさんあると思います。著者は元都市銀行の支店長でもあり、細部にわたってリアル。
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当時、第一勧業銀行(現みずほ)の中枢を知る現役行員だった著者が書いた銀行小説だから、リアリティーがあって面白かった。読み始めは、も主人公が集める資料やお金の出入りとか、はたして理解できるのか不安やったけど、読みやすくて理解しやすい。バブル崩壊後の銀行の抱える諸問題を考えさせられる。特に「貸し渋り」「貸しはがし」とか、今現在も問題になっているわけで。銀行はいったい何のために、誰のためにあるのかっていう原点に向かい合った作品。ただ鬼九や中村が主人公たちを追い詰めて行く手段に、無言電話や脅迫文、合成写真などのベタな嫌がらせは使って欲しくなかった。
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著者はみずほ銀行支店長在任中に覆面作家として発表した江上剛。護送船団方式がまだまだ幅を利かせていた当時、エリートとして活躍していたMOF担が非業な死を遂げる。友として、人間として組織に立ち向かう主人公たちが調べを進めるうちに分かってきたのは合併による世界第一位の銀行誕生を機にうやむやに隠されようとしていた上層部とフィクサーの癒着だった、という話。
フィクション/ノンフクション織り交ざった話だと思うが、銀行内部の怖さを知った一冊。 -
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