- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101473215
感想・レビュー・書評
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殺人犯の書いた本というのは意外と少ない。あったにしても、あくまでも殺人犯として書かれた手記のようなもので、作家として書かれた本は少ない。
見沢知廉は極右として活動していたが、近しいところの鈴木邦夫が90年代サブカルシーンで活躍していたように、見沢の筆致もその頃の匂いを放つ。
サービス精神は旺盛な文章で、ただそれは当時のサブカル読者との距離の近さ、共犯関係が成立しているからで「このようなことを書けば喜ばれるだろう」という推測の精度が高かったからのようにも思える。ちなみに文庫の解説は香山リカである。
著名犯罪者の塀のなかでの様子も書かれるが、それ以外の部分もおもしろかった。巻末には千葉刑務所の受刑者への案内、ルールなどが書かれた書面なども転載されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまりにも普段の生活とかけ離れた生活について、たくさん驚いた。
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新左翼から新右翼へと転向し、ゲリラ事件で懲役12年を千葉刑務所で過ごした著者が綴る異色のルポルタージュ。鬱屈した刑務所の生活や「大物」犯罪者の素顔をどこかコミカルに描いている。一柳 展也のエピソードと医療房での生活が特に面白い。
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中が見えない塀の内側って気になるのが人情です。
まっとうな人がなかなか見ることができない塀の中。
この本では、刑務所の中の様子をしっかり伝えてます。
ある意味、読者の知りたい欲求をある程度満たしてくれます。
塀の中の日常が割りと読みやすく軽いタッチで描かれていて、
とかく重くなりがちな「塀の中のあれこれ」が良くわかる。 -
囚人達のキャラクターがいい
刑務所の環境にも色々とあることがわかる
終盤、著者の話が始まって鼻につく -
一生触れることのできない世界は超★魅力的!!それが刑務所の中であっても。
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けーむしょの中のお話しなのですが、あっけらかんと記されてるです。
そして、やっぱり悪いことはしない方がいいわ。とな、思うです。
おお!っちう大物もでてらっしゃるので、読み応えありでした。