- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101800059
感想・レビュー・書評
-
【内容紹介】
同じ鍵を持つ、ふたり。だけど心は――。
誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕......気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー。
朝井リョウ:アサイ・リョウ
1989年、岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞。受賞作がベストセラーになり、現役大学生作家として注目される。男子チアリーディングチームを取材した書下ろし長編『チア男子!!』(第3回高校生が選ぶ天竜文学賞受賞)『星やどりの声』『もういちど生まれる』(2012年下半期直木賞候補)、『少女は卒業しない』などの小説を在学中に刊行。2012年春、大学を卒業して就職、大学時代の体験を綴ったエッセイ集『学生時代にやらなくてもいい20のこと』を刊行。
飛鳥井千砂:アスカイ・チサ
1979(昭和54)年、愛知県出身。2005(平成17)年『はるがいったら』で小説すばる新人賞受賞。他に『君は素知らぬ顔で』『女の子は、明日も。』など。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「月の砂漠を」を読んでみたくて購入。「女子的生活」「十八階のよく飛ぶ神様」「冷やし中華にマヨネーズ」が面白かった。
-
一つの部屋と二人をお題として八名の作家が書いたアンソロジー。同じお題なのに全然違ってて面白い。朝井リョウさん目的で買ったけど、他の作家さんのも面白くて、なるほど、こういう風に好きな作家さんを発掘していくのも面白いなと思いながら読んだ。吉川トリコさん好き。
-
作家名をみて購入。二人暮らしをテーマにしたアンソロジー。
アンソロジーは読みやすく、未だ見ぬ作家に出会える可能性も秘めている。が、物語の分量が限られているだけに印象に残る作品を生み出すのも難しいのかもしれない。 -
坂木司の話が好き。女子的生活。キャラが良い。なるほど、確かに女子的生活だった。
-
図書館で借りて読んだ。
アンソロジー。それぞれの物語の前に、部屋の見取り図が書いてあるのは、面白い趣向だと思う。通常、読者は文章のみから想像を働かせてイメージを作るが、最初に見取り図が与えられているので、ポンと物語の世界に入り込みやすい。部屋には、いろんな人が住み、それぞれの物語がある。当たり前のことだが、それが面白い。 -
部屋がらみで様々な人が寄稿した短編集。
それぞれの人の特徴を感じながら一気に読める軽い本。
この本を皮切りにいっぱい本が読めるようになってきた。
もっと簡単に本に向き合って良いんだなと思わせてくれてありがとう。 -
腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕…。気鋭の作家8人がさまざまなシチュエーションを詰め込んだ、ひとつ屋根の下アンソロジー。
いろいろな間取りがあって楽しい。