- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101800806
感想・レビュー・書評
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階段島シリーズ第4弾。今まで隠されていた事実がだんだんと明らかになっていく。理屈っぽい言い回しがいつもより多く、途中で飽きてしまうこともあった。
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高校生以上の年齢しか生活していなかった階段島になぜか小学生の男の子がやってきた。その事実が階段島にどういう影響を与えていくのか。魔女の正体、階段島の存在にどんどん迫っていく今回。すごくミステリー要素が強くなり読み進めていける1冊でした。
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次々と明かされる事実には驚いたが、よく理解出来ない部分も多かった。(私の理解力がないだけかも知れないが。)
哲学的なセリフなどが長ーく続くので、早く話が進まないかなあ、と思ってしまう。
これらを除けば、面白かった。 -
「会話っていうのは、なにを言うのかだけが重要なわけじゃない。本当に大切なのは、なにを言わないでいるのかだ」
「でも、言葉にしないと伝えようもないよ」
「伝えるべき言葉を推敲しないといけないってことだよ。君が言ったことを、相手がどう受け取るのかまで考えて、不必要な言葉は省かないといけない。もしすべてを見通す
神さまが名言集を作ったなら、その大半は白紙なんじゃないかと僕は思う」
「白紙ばかりだと、どこを読んでいいのかわからないよ」
「ただまっ白を眺めていればいい。ああ、白って綺麗だなと思っていればいい」 -
新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。賛成するクラスメイトたちだったが、七草はそれが堀を追い込むために巧妙に仕組まれた罠であることに気づく。繙かれる階段島の歴史と、堀が追い求めた夢。歩み続けた7年間。その果てに彼女が見つけた幸福と、不幸とは…。心を穿つ青春ミステリ、第4弾。(Amazon紹介より)
久しぶりに「階段島シリーズ」の続編に着手しましたが、イマイチ頭に入ってきませんでした。心理描写が抽象的で、結末も正直何がどうなったのかよくわかりませんでした。昔はそうでもなかったのになぁ。年齢による興味の移り変わりかなぁ。 -
『娯楽』★★★★☆ 8
【詩情】★★★★★ 15
【整合】★★★★☆ 12
『意外』★★★★☆ 8
「人物」★★★★★ 5
「可読」★★★★☆ 4
「作家」★★★★★ 5
【尖鋭】★★★☆☆ 9
『奥行』★★★★★ 10
『印象』★★★★☆ 8
《総合》84 A