天久鷹央の推理カルテV: 神秘のセラピスト (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800905

感想・レビュー・書評

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  • トリックが単調でした

  • 短編集だけど最後の話は長め。
    白血病の少女の話がメインで、以前の男の子のことが思い出されるね。
    小鳥先生の格闘技がすっかり定番になってる気がする

  • 預言者の言葉や「気」など、胡散臭いと思うことでも、弱っているときは信じて頼りたくなるのだろうなぁと思った。

  • うん安定の…
    ⭐︎3でこれだけ読んでしまうのは初めて(笑)
    最後はめでたしめでたしでしょ?
    と安心して読めるからかな

  • 大きく分けて3つのお話に分かれていて、最初の話からインパクト大。
    自分がもし、彼のような症状が出たら正気でいられるのか……と思うと苦しい気持ちになった。
    でも鷹央により原因や対処が分かり、ホッとなりました。
    他にも若返りのお話とメインの娘の骨髄移植を拒む母の裏にいる預言者のお話……
    前者は恋は盲目とも思えました。
    後者はバチカンの名が出た時に別の著者の『バチ官』シリーズの平賀とロベルトが脳裏に過ぎりました(笑)
    どのお話も学びになる症例で、続きも楽しみです。

  • 愛する我が子を助けるために
    藁にも縋る思いで預言者を信じる。

    その気持ちは想像できるから
    胸が締め付けられる思いなんだけど
    助かる可能性があるのに治療できないのは
    医療従事者としては悔しい。

    だから
    天久鷹央と小鳥遊優に真相を明らかにして
    患者を救って欲しいと願った。

    預言者の
    “赤い涙”と“浮き上がる十字架”の真相が分かったとき
    なるほどってなって感動した。

    結核のお薬も接触性皮膚炎も知ってるのに
    天久鷹央が解決するまで気が付かなかった。

    やっぱり医療ミステリー楽しい!!

  • 触れるだけで若返っていく女性たちの話は、さすがに魔法でも使わないと実現できないのでは、もし実現可能ならもっと普及していないとおかしい、と思ったが、しっかり納得のいく説明がついていてなるほどと思った。
    胡散臭い牧師に肩入れする白血病の娘を持つ母の話は、トリックを暴くシーンが分かりやすく想像できて面白かった。

  • 「雑踏の腐敗」
     混雑した場所に行くと指先から腐り始めてしまう体。そんな疾患があるなんて・・・初めて知りました。

    「永遠に美しく」
     70代の母親が数か月で若返って見た目年齢50歳に・・・。半年前から交際を始めた男から若返り治療を受けてるらしんだけど・・・。そこまで威力があるんだぁってビックリ。
     
    「聖者の刻印」
     深夜の教会に現れた男には聖痕もあり、預言者の雰囲気たっぷり。
     白血病で骨髄移植を勧められてる女の子の母親が預言者に傾倒してしまい、「骨髄移植は必要ない。」という言葉を信じて移植を拒否しだして・・・。

     子どもの治療方針は主治医と保護者だけで決めるのって思ったり、完治するとも言い切れないのに辛い治療を子どもに強いる辛さも分かって色々と考えさせられました。

  • 作者が医療従事者ってのもあり
    病状の説明がわかりやすく理解しやすい。
    健太君のように若くして旅立っていくのは
    つらい。小説ではありますがどうか
    助かってほしいと切実に願います

  • 天久鷹央シリーズ第七弾は短編2中編1構成です。
    短編2つは「へー、どこかで聞いたことがあるような病状だけど実際に目の当たりにしたら怖いな〜」っていう内容でした。
    中編は、短編の中にほとんどの読者が気付くことはないような伏線があり知念さんのドッキリ企画が織り込まれていて良かったです。
    あと他の巻と比較して、完全に弄られキャラとなっている小鳥先生と天久鷹央、鴻ノ池舞、その他との絡み方が漫才というかコントが過激になってるのが面白くてちょっとハマっています。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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