ロリータ (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102105016

感想・レビュー・書評

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  • 著書がいうようにモラルとは小説の中では必要とされないのだろう。何度読んでも最後の一文がたまらない。

  • 爆笑所が満載です。滑稽だけど哀しいお話

  •  信頼できない語り手の技法、枠構造、言葉遊び、そして緻密に計算された伏線などは何度読んでもおもしろい。まだ読んでいない方はぜひとも読んでみるべきでしょう。

  • ナボコフは亡命ロシア貴族ですが、英語でこの作品をかいたので、広義の「英米文学」として分類しました。ロリータ・コンプレックスの語源となった小説ではありますが、まったく卑猥な小説ではございません。十二歳の少女に恋いこがれる中年男はモラルをつきぬけて犯罪者でもあり、またきまぐれなニンフェットに翻弄されるあわれな道化でもあるのです。映画化も数回されましたが、どれも別物です。ナボコフの世界は映像に移し替えるには内面的すぎる。また、ある程度人生経験を経た人にしか、この男の焦燥感は理解できない。映画でハンバートを演じたジェレミー・アイアンズが朗読を出していますが、これは超おすすめです。

  • ロリータコンプレックスという言葉の元になった作品。センセーショナルだったんでしょうが、そんなことはおいといて面白かった。ニンフェットは妖艶だなぁ。

  • ハンバーグが束縛しすぎである人を思い出し憤死しそうでした。
    逃げ出すロリータは賢い。
    自分を殺さないロリータはえらい。
    にしても早熟だなぁロリータ…

    あと、2章のロリータは完璧にギャルだ笑

  • ロリコンの語源になったこの話、とにかく退屈で怠惰で気がおかしくなりそうなロードムービーが延々続きます。そこがいい。繰り返す歪んだロードムービーの光景に頭痛がしそうで、そこがとても面白い。

  • どんなにエロくてエグくて現代の変態たちに対する嫌悪感を増徴させるお話かと思って読んでみたら普通に年下女に振り回されるちょい可愛いおじさんの話でした。いや、面白いです笑えます。この話はこの人がほんっとに書きたかった話なんだろうなーとひしひしと伝わってくる文章で、もっと色んな人に読んで貰いたいなぁと感じました。おもしろいよこれ!

  • 2006/3/20 日記で。

  • 世間に許されない年の差純愛ものなのかと思いきやロリータ(どS、小悪魔)×おっさん(どM、変態)でした。でもその変態さ加減が面白い。溺愛っぷりがキモ面白い。ドン引きしても面白い。

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著者プロフィール

1899年ペテルブルク生まれ。ベルリン亡命後、1940年アメリカに移住し、英語による執筆を始める。55年『ロリータ』が世界的ベストセラー。ほかに『賜物』(52)、『アーダ』(69)など。77年没。。

「2022年 『ディフェンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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