ロリータ (新潮文庫)

著者 : ウラジーミル・ナボコフ 大久保康雄

• 新潮社 (1980年4月25日発売)

感想・レビュー・書評

[なすださんの感想 · 2006年3月13日]

心理学用語で知る人は多いと思われる、ナボコフの代表作。
著者が登場人物の言葉を借りて冒頭に書いているように確かにハンバートは卑劣漢だ。彼の記述を見て、吐き気を催す向きもいるだろう。しかし彼のロリータへの感情は、狂気ではあるが恋なのだ。
ラストの一行は本当に沁みる。

[nmrさんの感想 · 2006年2月7日]

はじめっからの飛びっぷり、ニンフェットの定義。きもちわるいなあ。

[岩澄さんの感想 · 2005年10月3日]

表紙変わったんですね。自分が持ってる表紙の方が好きです。
好きじゃないけど、嫌いになれないというか。人間の一部が詰まってるような作品。

[coshinさんの感想 · 2005年9月23日]

少女だけが持つ魅力……ニンフェットの虜となった男の、狂おしくも純粋な愛の告白。

[etude houseさんの感想 · 2005年9月23日]

小悪魔！

[透流さんの感想 · 2005年6月16日]

ロリータ・コンプレックスの語源になった本。ロリータはニンフェットというより子悪魔だと思った。「問題作」であるらしい。あからさまな描写はないからこそ逆に妖艶な雰囲気を醸し出している。とにかくロリータは早熟で、彼女の仕草一つ一つに驚かされる。

[ななさんの感想 · 2005年6月7日]

フェンニットって結局ハンバートの好みの女の事…と思ったり（笑）
ロリータ、強かな女でした。

[sardynkaさんの感想 · 2004年10月5日]

ハンバート・ハンバート甘ったれるな！と思わず言いたくなるほどの、わがままぶり、変態ぶり。眉をしかめながらではなく、大笑いしながら読みたい。

[靴下さんの感想 · 2004年9月29日]

女は9歳から14歳まで！と断言するロリペドおっさんのやっさもっさを刮目して観よ！そうか、変態はこういうことを感じ、思い、考えていたのか！

[かめまさんの感想 · 2004年9月26日]

物語としても秀逸だが、これも私にとって哲学的な本だった。
別に幼女ラヴマンセーというわけでなく・・・(以下『悪徳の栄』と同文)。

著者プロフィール

1899年ペテルブルク生まれ。ベルリン亡命後、1940年アメリカに移住し、英語による執筆を始める。55年『ロリータ』が世界的ベストセラー。ほかに『賜物』（52）、『アーダ』（69）など。77年没。。

「2022年 『ディフェンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」