シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.91
  • (241)
  • (229)
  • (299)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 3124
感想 : 135
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102134023

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「君だからいうけど、僕はこれまで我ながらきわめて有力な犯罪者にもなれると思っていた」と、アベ農園のラスト「彼女とあなたの将来で、今晩私たちの下した判決の正しかったことが立証されますように」がいい。

  • 空き家の冒険でホームズがかえってきます(^^)
    ワクワクしますよね!!

    バラエティ豊かな作品集です!

  • ★再読。ホームズ第三短編集。
    やはりホームズ復活の『空家の冒険』
    あの暗号『踊る人形』
    女性は大変だね『美しき自転車乗り』
    また自転車か『プライオリ学校』
    あんまり覚えてなかった『黒ピーター』
    タイトルが秀逸『犯人は二人』
    有名だよね『六つのナポレオン』
    また隠れてた『金縁の鼻眼鏡』
    昔はタイトルの意味がわからなかった『アベ農園』
    また手紙か『第二の汚点』
    ほんと、『犯人は二人』は名タイトルだと思います。これで新潮社版を選びます。

  • ホームズの第三短編集。

    滝壷に転落したはずのホームズが帰ってくる「空家の冒険」、
    暗号モノの傑作「踊る人形」など収録。

    この他にも、「プライオリ学校」、「金縁の鼻眼鏡」、
    「アベ農園」、「第二の汚点」などなど、
    非常に魅力的なプロットを持った傑作がずらり。

    「帰還」以前に発表された作品群よりも、
    小説としての面白さが格段にアップしている印象。

    まさに、これぞ珠玉の短編集。

  • おもしろすぎ

  • 「空家の冒険」
    ホームズが復活する回。モリアーティ教授の腹心の部下であるセバスチァン・モラン大佐が逮捕される回。モラン大佐が逮捕されるのは意外だった。また、ホームズが「最後の事件」において執拗までに周りを警戒していたのが今回の複線であることに感心した。

    「踊る人形」
    踊る人形が暗号になっているのは知っていたが、全部の文字がないのが残念すぎる。ネットなどで埋まっていない文字を自身で創作しているのは面白かった。

    「黒ピーター」
    ホームズが、後輩(?)に事件を通して教えを説く回。後輩に教えを説くようすが格好良かった。

    「犯人は二人」
    ホームズが、犯人を検挙するために犯罪行為をしようと決意する回。自身でも言っていたが、優秀な探偵であるほど、優秀な犯罪者になれる素質があるのであろう。

    「六つのナポレオン」
    一見、心神喪失の精神病を患っている人が犯人と見せかけての、窃盗犯罪。


    「美しき自転車乗り」・「プライオリ学校」・「金縁の鼻眼鏡」・「アベ農園」

  • 非常にバラエティに富んでいて読み応えがあります。一編一編は短いのだけど、それぞれ奥が深い・・!

  • ワトソン博士という常識人から見た、ホームズという超人の活躍を紹介した作品。なお、ホームズはホント推理が好きでしょうがない、ということもよく分かって、それも面白い。
    個々の作品がそれぞれ独立していて、どれから読んでも楽しめることも魅力だけど、ワトソン博士だからこそ語ることの出来る、ホームズが時折見せる人間味あふれる部分が、また素晴らしい。特に『六つのナポレオン』の最後のシーンは、「ああ、ホームズも一人の人間なんだなあ」と思わされる。

    他にも、問題解決を力任せにしようとする場面や、加害者側の事情をくんだ判断など、ワトソン博士のおかげで、単なる推理小説を超えた楽しみ方が出来た。
    ホームズのかっこよさと人間味、それと、事件を楽しみすぎじゃね?といういろいろな感情を楽しめてお勧め!

  • 言わずと知れた名作中の名作。
    自分のミステリ好きはここから始まりました。

  • シャーロックホームズは、1冊づつ、別の本として読んでいる。
    そのため、どの話と、この話が矛盾しているという議論には興味がない。
    1作づつ、単独で楽しめればよい。

    ホームズが復活したのは、話がたくさん読めるので嬉しい。

    今のように、コンピュータでデータ管理をしているわけではないし、
    データ管理して物語を作ってもらっても嬉しくないかもしれない。

    その時々の、ホームズとワトソンの振舞いが面白い。
    1作づつ、別々に読む、読み方をお勧めしたい。

全135件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

コナン・ドイルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
パトリシア・コー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×