かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102159019

感想・レビュー・書評

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  • 最初は飛ぶことが楽しくて、夢中になっていたらマイノリティになっていた。それでも追い求めることをやめないでいると、同じことを考える仲間に出会えた。そこで多くの学びを得たが、選ばれたような集団の中で高みを目指すのではなく、自分が元々いたコミュニティに戻りみんなで成長していくことに喜びを見出していく。

    人生の目的をただひたすら追求することと師弟関係しか描かれていないのに違和感を感じた。

  • 星の王子さまと似ていると言われるのは、作者が操縦士な点と、子供でもわかる言葉で哲学を書いてるからかな〜
    ジョナサンのように、自分の自由を考え群れに疑問を持ち行動していると、どうしても群れとは軋轢が生まれてしまう、、
    学んだり知ることで、人と距離がどんどん離れてくからこそ、人道的な心を持つことが大切だなと思った、、

  • 最初は、なんだか可愛い話だなぁ、と読み進めていたが、二章あたりから雰囲気が変わってくる。
    捉え方は人によって違うだろうけど、自分の信念を曲げずに進むことの大切さを感じた。

  • 学生の頃、よく大学の図書館を利用をしていた。試験期間以外は人が少なくて快適に本を読める場所だった。
    図書館の入り口に置かれたガラスケースには、『かもめのジョナサン』が展示されていた。あれはいったい何だったんだろう。ちゃんと説明書きを読んでおけばよかったな。

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    ジョナサン・リビングストンはかもめだけど、かもめらしくその日の食料のことだけを考えているような鳥ではなかった。移動手段としての飛行ではなく、飛行そのものに意味を見出し、速さを追及していた。
    群れのなかで異端になってしまったジョナサンは追放され、孤独に飛ぶことを突き詰め続ける。
    年月が過ぎ、ジョナサンの前に現れたのは同じようにより高い次元で飛行を鍛錬するかもめたち。ジョナサンにとって飛行に求めることはもはや速さですらなく、身体と精神を切り離して”飛ぶ”ことになっていた。
    優しさと愛の真理まで辿り着いたジョナサンは、自分を追放した群れに自分と同じように飛ぶことの意味を探す若者がいることを感じ、彼らを指導するようになる。
    やがてジョナサンに教わったかもめたちも、さらに若いかもめに真理を伝え、その精神は繋がっていく。

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    『おさるのジョージ』みたいな物語を想像していたので、自分の信じる道を突っ走ろうぜ!的な展開に驚いた。熱い話だった。

    群れのみんなから仲間外れにされても、自分の直感を信じようぜ!!って言われても、直感が間違ってたときはどうすりゃいいんだよ、と思ってしまう自分は絶対に物語の主人公になれないタイプ。
    周りの人から陰口言われてるのをわかっても、人と違うことをできるメンタルが欲しい。

    自己啓発本を読んで自分にできることは全然ないと知ってがっかりした時と、今の気分は似ている。

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    ジョナサン・リビングストンってかっこいい名前。
    (自分にとってリビングストンといえば、ショーン・リビングストン。大怪我から復活してロールプレイヤーとして活躍してNBAチャンピオンになったバスケットプレイヤー)

  • タイトルは有名だけど読んだことなかったので読んだ。超音速に挑むカモメの話。

    フォークランド紛争に出征したパイロットが荷物にこれを持って行っていってた。

  • 名作なのだと思いますが、どうしてもよくわかりませんでした。

  • かもめのジョナサン
    生きることの意味、学ぶことのの意味、そして愛とはなにかを、物語から考えさせられます。
    星の王子さまに似ている部分があり、哲学的意味を考えると深い内容になっています。

    気になった箇所
    ・飛ぶことの意味、学び続けることの意味
    ・目に見えるものを信じてはいけない

    ただ、星の王子さまとくらべて、なにか、宗教的匂い、説教臭さを感じてしまう。
    星の王子さまは、物語としての面白さや感動、切なさが先にあり、そこから哲学的意味の深さを感じたが、かもめのジョナサンの場合はそれがなく、先に哲学的意味を感じてしまったので、なにか説教臭さを感じずにいられない。

  • 文学

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著者プロフィール

1936年、アメリカのイリノイ州に生まれる。空軍パイロット、郵便飛行士、エアショーや遊覧飛行をしながらの地方巡業を経て作家になる。代表作として、ヒッピーのバイブル的小説となった『かもめのジョナサン』の他、『イリュージョン』、『ОNE』などがある。2012年、自家用飛行機を操縦中に墜落して瀕死の重傷を負ったが、一命を取りとめ、現在はリハビリに励んでいる。

「2013年 『ヒプノタイジング・マリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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