チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102169315

感想・レビュー・書評

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  • 前置きが長かった気がする…。
    ソ連下での強烈な思想と、陰湿な体制が印象的。
    最後にかけてうまく盛り上がっていったので、下巻も読んでみようという気になった。

  • 洋書っぽい内容。 面白い。

  • 1950年代、社会主義体制下のソビエト連邦。
    第二次世界大戦中に一仕事を成し遂げ、
    英雄と持ち上げられたレオ・デミドフは、
    戦後、国家保安省(MGB)捜査官となった。
    政治のありようや権力闘争に一定の疑問を感じながらも、
    自分の地位と働きによって
    両親と妻にいい暮らしを送らせることが出来るのを
    誇りに思っていたレオだったが、
    一人の少年の轢死事故をきっかけに運命の歯車が狂い始め……。

    ――というのが上巻のあらすじ。
    感想は下巻を読了してから。
    取りあえず、美しく賢く温順な妻ライーサが、
    精神的に追い込まれて本性を露わにする流れがいい。

  • むむ・・・これが処女作???すごーい!

    警察に逆らうとどんな理由であれムショヘ
    そして無罪でも処刑される当時のシステム

    妻がスパイ容疑で逮捕されるのを阻止した夫「レオ」は
    人間人格失うほど拷問され収容所へ
    収容所行きの列車で一緒になった妻とレオは脱出へ成功

    その原動力になったのは無差別殺人「チャイルド44」の存在
    ロシアの広範囲に子供が臓器を切り取られ無ざまに殺されたのを調査していた
    レオは犯人にたどり着くが犯人は意外な理由から殺人へと変わった

    その理由とは?

  • 2022年2月24日ロシアのウクライナ侵攻。この時代に戦争状態に入ることの驚きと、2・3日で終わるだろうと思っていたがいまだ終焉が見えず。改めてロシア人との考えに大きな乖離があることを思い知らされる。

    意図したわけではないが、ウクライナ・ロシアが舞台のサスペンス小説。ソ連国の警察機関の腐敗のひどさが書かれ、でもそうだったのだろうなと思う。本書はロシアでは発禁書になっているもよう。

    レビューは最終巻で。

  • 暗い暗い旧ソ連の恐怖政治下の話。推理物だけど、読み応えの部分では抑圧された人々の生活の方があるかも。これから下巻にかけて事件がどう展開していくのか期待。

  • うーん、読むのが辛い・・・

  • 2023/06/21-06/28

  • 2021.07.28

  • 旧ソビエトでの事件

著者プロフィール

1979年、ロンドン生れ。2001年、ケンブリッジ大学英文学科を首席で卒業。在学当時から映画・TVドラマの脚本を手がける。処女小説『チャイルド44』は刊行1年前から世界的注目を浴びたのち、2008年度CWA賞最優秀スパイ・冒険・スリラー賞をはじめ数々の賞を受ける。

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