13時間前の未来〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102178317

感想・レビュー・書評

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  • 朝、妻と些細なことからケンカしたニック、夕方妻の射殺体を発見する。取調室で謎の男から預かった時計と手紙。とんでもない時間軸に放り込まれる。妻の殺害を防げるか?ハラハラドキドキのストーリー。

  • Y氏より。ミステリってかSF。
    妻を殺されたニックは突然現れた不思議な人物から「2時間前に戻って1時間過ごすとまたさらに2時間前に遡る」懐中時計を渡され、妻が殺されないために奔走する話。
    時間をさかのぼるたびに次々に判明していく真実と陰謀、未来を少しでも良く換えるためにさまざまな危険に遭いつつもとにかく頑張るニック。
    途中のハラハラドキドキはもちろん、最後のオチもスッキリ決まって、読後感の良い娯楽作品でした^^
    最初、上下巻あるのはどうかなーと思いましたが、面白かったのでまったく問題なかったです。

  • 13時間前の未来? 前なのに未来?? というタイトルかつ
    オビの煽り「タイムリミット・ミステリ」につられました。

    最愛の奥さんを突然殺害された主人公のニック。
    更にそのニック自身が妻殺しの最重要容疑者として
    捕まってしまう。もう、前に進めないほどの最悪の
    状況の中で、忽然と現れた初老の男。
    「君には12時間の時間がある...」と告げ、懐中時計を
    ニックに託す...。そこから不思議な彼の時間を遡った
    妻を救うための時間旅行が始まっていく。

    このタイムスリップは1時間ごとにしか遡ることが
    出来ないという制限付き。そんな中、妻を救うために
    奔走するニックだが、未来に起こる過酷な運命を避けられない
    かのように、時間を遡ってあらゆる行動を取るのだが...。

    テンポもよく、過去と済んだ時間の中を縫っていくニックの
    行動と心理はよく伝わってきます。ここまではまだ、彼の
    行動と結果が上手くはいっていませんが...下巻での
    さらなるサプライズの展開を期待。

    因みに今年に映画化されるようなんですが...もう
    公開ってされてるんでしょうか?

  • 感想は下巻で。

  • (欲しい!/文庫)

  • 未来の時点から過去にじょじょに戻るという設定は初めてでした。
    その意味で斬新。途中何度も同じループにはまるイライラ感も計算したうえでのことでしょう。映画になりそうなアイデアです。

  • 愛する妻を殺害された主人公が、突然渡された懐中時計と一通の手紙により二時間前に戻って一時間過ごし、その時点からまた二時間前に遡るという特殊なタイムスリップ能力を得た主人公が妻を助けるために奔走する。この際、なんでタイムスリップできるの?みたいな御託は置いておけば、SFあり、ミステリあり、アクションあり、ロマンスあり、等々、なんでもありのエンタテインメント作品でなかなか面白い。SF要素はないけど、様々な要素が混在した、ジェットコースタームービー的なノリの雰囲気は、恩田陸「ドミノ」に似ている感じ。この作品、映画化も控えているそうで、確かに映像化に向いている内容だと思うのでそちらも楽しみ。

  • タイムスリップする度に、
    未来がドンドン悪化していく過程は読んでいて苦しかった。
    時間が主人公に味方しだす最後の方は一気に読めてしまった。
    最後のオチもなかなか良かった。
    読後感はすっきりです。

  • 日経書評でこの本を知り、時間SFが大好きなんで迷わず飛びつきました。設定がややこしいので(2時間前にしかタイムスリップ出来なくて1時間経過後さらに2時間前に飛ぶ!)慣れるのに時間が掛かりますが、途中からどんどん面白くなってきます。タイムスリップ後の1時間で得た知識を元に事態を好転させようとするのですが、ますます事態は悪化していく、名作「リプレイ」を早廻ししたような展開です。きっとハッピーエンドなんでしょうが、どう落ちをつけるのか下巻が楽しみ!

  • ちょっと変わったタイムマシンもの。変わっているのは、時間が少しずつ戻る点。2時間戻って1時間経つと、また2時間前へ。この繰り返し。上巻では、妻を殺した犯人が判明する。色々とツッコミたい点は沢山あるが、面白い。

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