グリーン・マイル 1 (新潮文庫 キ 3-15)

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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193150

感想・レビュー・書評

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  • 原書の形式の通りに分冊形式で出されたもの。全6冊。<br>
    1冊1時間かからないで読めるくらいの薄さですが6冊重ねるとそこそこあります。<br>
    1,2巻あたりはひたすら伏線。5巻、早い人なら4巻でだいたいのからくりがピンと来るのではないかと。<br>
    刑務所の中で起こるお世辞にもお綺麗とはいえない事件のなかに潜む日常と非日常。<br>
    1930年代アメリカのちょっと荒んだ感じは好きな人は好きなんじゃなかろうか。

  • 映画を観たので。が、1巻で挫折。

  • 一気に読めます!月に1巻づつ刊行されていたのが 待ちきれませんでした☆

  • これは隔月で1冊刊行パターンで
    とてもワクワクして待ち遠しかった覚えがあります。
    キングにしては、という事で星2つ。

  • スティーブン・キングの作品で一番どんどん読めた本。(一番好きな「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0751514624/ref=pd_sim_dp_2/250-3366143-5640235/" target="_blank">ショーシャンクの空に</a>」は映画でしか観てないので...)
    先が気になり寝ずに読んだりしました。それだけ面白かったってコト!
    映画のトムは個人的に好きじゃないんですがねぇ

  • 欧米では珍しい分冊形式で発行されました。翻訳する場合も同時発売ではなく毎月一冊ずつ6ヶ月連続発行するべしとまえがきで述べるこだわりっぷり。日本の、特にラノベの場合こういった連載形式だと、ある程度ヒキがあって次巻頭にあらすじ+即、続きがはじまるけど、キングの場合、さあ以下次巻!!!→じーさんの日常となってしまう。この、老人ホームでの日常も話のながれのうちのひとつなんだけど、一ヶ月(リアルタイムなとき)待たされたあげくコレじゃ読者のキアイが空回りしてしまっただろう。

    これは、現在老人ホームに済む主人公ポールが、刑務所に勤めていた1930年代に起きたある事件にまつわる出来事の回想録となっています。
    グリーンマイルとは、刑が執行される電気椅子(オールドスパーキー)までの、緑色のルノリウムでできた通路のこと。
    話は現代の老人ホームと1930年代の刑務所を交互に行き来し、それぞれに独立したキャラクターたちが登場します。
    両方の時代に登場する人物は主人公だけ。つまり、過去と現在を繋ぐのはただ一人語り手ポールだけになります。
    作中何度も、過去の人物のその後が記述されます。それはいやおうにも事件が過去に起こりもう終了してしまった事を強調し、特に1930年代の物語の最後、"グリーンマイルらしい"のシーンではそれが特に顕著になります。

    キングは恐怖小説を好んで書き、この話のなかにも恐怖の要素は多く含まれています。ただし、ゾンビやスケルトンは登場しません。
    直接的ではなく、読んだあとに、背筋がスっと寒くなるような恐ろしさを感じました。
    (20040716)

  • この本を読むにあたって、大きな失敗を僕はいくつもしている。

    1,古本屋でこの本を目にしたとき、この大きな物語が6分冊になって毎月刊行されていた、という事実を知らず、タイトルが同じ短編集だとばかり思って3までしか買わなかった。

    2,読まないままほっぽらかしにしておいたら、いつの間にか雨にあたり(東京のアパートは雨が漏った!)、ボロボロのヘロヘロの文庫本になってしまった。

    3,読まないまま実家倉庫の段ボールに詰めておいたが、前回の帰国の時に他の本と一緒に発掘してドイツに送ったのはいいが、2と3が見つからず、手元には1しかない。

    4,今日読んでみたら、結構面白い。しかし、1はイントロでこの先どうなるのか気になってしょうがない。

    リアルタイムでこの物語を読んでいた読者は毎月待つ喜びとか、その後の展開を予測する楽しみとかあったのだろうが、そんなものに僕は付き合うつもりはない。本屋に行けばドイツ語版か英語版はあるだろうが、こんな読書に時間をかけたくない。選択肢は二つ。誰かにお願いして大至急送ってもらうか、この物語を読んだことを忘れるかのどちらか。

  • 映画見た方も、多いことと思われます。<BR>
    キング氏がこだわりを持ってペーパーバックの文庫連載をしたものです。<BR>
    薄いのと、作者で手にとって見た1冊でしたが、なかなかよかったです。<BR>
    ミザリーのようにブラックなホラーかと思っていたけど、そんなことはなく。どちらかというとヒューマンな感じだった。<BR>
    リノリウムの廊下は隠された主人公で、そこを通る人たちの人間模様のような気がしながら読みました。<BR>
    巨漢で黒人というだけで犯人にされたコーフィ、天才鼠を飼う囚人ドラクロワ、看守のポール・・。<BR>
    コーフィは癒しの手を持つ不思議な男で、その癒しの手に救われたポール。ポールの病気を治癒し、鼠を生き返らせ、刑務所長の妻の病気を治した手は、囚人となるきっかけとなった手だった。<BR>
    何者かに殺された少女をコーフィはただ助けたかっただけだった。運命の皮肉はそんなところにあるのかもしれない。<BR>
    じっくり読みたい方にお薦めです。<BR>
    <DIV align="RIGHT">2002/3/26</DIV>

  • これも 一応全6巻持ってるんですが。。
    でもね・・
    映画ほど 感動しなかったのよね・・
    映画は よかったよね?
    なんか ダラダラしちゃって
    読むのにすっごい時間かかったんだ〜・・
    本より映画のほうがいいって
    思ったの珍しいのよねぇ・・・

  • 00mmdd読了

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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