回想のビュイック8 上巻 (新潮文庫 キ 3-37)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193372

感想・レビュー・書評

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  •  警官だった父の死後、勤務していた警察署にアルバイトに来ていた息子が、倉庫に置かれているビュイック8のようだけれど、車でなく、この世のものでもない「もの」について話を聞く。

     現在と過去が交錯していく作法は、キングの独断場って感じ。
     やああ、面白かった。やっぱりキングは面白い。
     で、ちょっと思ったんだが、キング作品って「大人が大人の役目をきちんとする」っていうのが裏テーマのように感じる。子供が、大人の役割をしなくちゃいけないような状況は間違っていると明確に打ち出してきていると思う。
     ま、キャリーのように、あそこまでどうしようもない母親だと子供は破綻するしかないんだけどね。
     映像化すると非常に面白そうなんだけど、見たらがっくしくること間違いないって気もするww
     にしても、キング、ちょっと作風変わったかな。つか、丸くなったというべきか。
     やっぱり、大事故とかすると人生観も変わるのかもしれないね。

  • 未読

  • キングにはいつも脱帽させられますね。
    得体のしれない魅力。
    展開はわりと淡々としているが、揺さぶられた。

  • 上下巻

  • キング漬けだ…!小説ばっかり読む奴になっちゃ駄目だと思ってるのに…!キングもさながら、訳者もすごいと思う。クソ!て、シット!の吐き捨て感が出なくて勿体無いけど。2007/5/31

  • グリーン・マイルやコロラド・キッドのようにゆったりとしたペースで良かったです

  •  とりあえず、今のところ、近年のキングでは一番面白いかも。

  • 少年は父を亡くした。ペンシルヴェニア州の田舎町で堅実に警官を務めていた父を、突然の悲劇で。悲しみに打ちひしがれた少年に笑顔が戻ったかに見えたその日、父の元同僚たちは信じがたい話を語り始める。署の外には決して洩らせぬ秘密、倉庫に眠る謎の車ビュイック8(エイト)の存在と、息子の知らぬ父の意外な過去を……。
    はっきし言って、読むのが疲れる。文字がやたら多く、無駄な話が多すぎて読んでいてイライラしてくる。
    スティーブン・キングって聞いて買ったけど失敗…

  • 帯に書かれた文句に魅せられて衝動買い。思ってたのと全然違った。帯にダマされなければ素直に感動できたのかもしれないだけに残念。

  • 警察官の父親が死んだあと、少年は警察署にまつわるビュイック8の不思議な話を聞くこととなる。その誰にも明かされたことの無いとんでもない秘密とは・・・!?久々のキングだったからか、久々の外国人作家だったからかなかなか頭に入らずのめり込めなかった。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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