ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102273012

感想・レビュー・書評

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  • アーヴィングの作品の中で一番好き。何でもありの作品だけど、いたるところにユーモアがあって、飽きさせない。読み出すと止まらない。そんな感じ。

  • 「ガープは実在する!」というスローガンが大流行する社会現象ともなった大傑作!人間の誕生から死までを、全てシニカルにコミカルに描き、人生の皮肉を正に実在する人物かのように描くアーヴィングの筆力は半端じゃない!

  • 時は20世紀中ごろ〜後半、アメリカ人作家ガープの出生以前から死後まで、本人、家族、周囲の人にいろんなことが起こる話。なんにもないところにプロットを組み立ててどんどん奇妙な道具立てで肉付けしていったような、作中の言葉「この次に何が起こるのか知りたくて読む、それ以外に小説を読む理由なんてあるのか」にある意味忠実な。…ちなみにそのような楽しみ方をしたければ下巻の裏表紙の「あらすじ」は読まないほうが吉。ガープ出生の経緯をはじめ、どこかずれているエピソードと風変わりな人物たちだが、登場人物たちはごくごくまっとうな情熱をもって人生を渡っていく。一見ユーモラスな空気が作品を支配しているが、それぞれのエピソードは結構グロテスクで血生臭い。そのグロテスクさみたいなものが作中作「ペンショングリルパルツァー」(←すばらしい)や「ベンセンヘイバーの世界」では解き放たれている。【2005.10.15読了】

  • 読み返したらなんか前とは違って過激な女性運動家だったガープの母の姿もガープの姿もよく見えるような気がした。比喩的にこの作品には「ニューヨークの離婚女性」という表現がよく出てくるけれど、私も「トーキョーの離婚女性」になって見えるものが増えたらしい。年は取るものかもしれない。こうなったら64まではいかにゃですね。誰かキスしてくれるかはわかりませんが(笑)

  • 映画も見た。

  • (9/30)

  • 常識を打ち破るような現実が描かれています。嫌悪感を抱く人も多いんじゃないでしょうか?それでも私は映画を先に観ていたので、衝撃度は少なかったですけどね(笑)

  • アーヴィングが描くのは、おもしろおかしい世界。もちろんそこはいつも、偽善や欺瞞、悲しみや暴力が満ちあふれている。

  • ヴォネガットのお弟子さん。
    てゆうか、普通に有名人ですね。
    ヴォネガット臭がほどよく香ってますが、個性的です。おっかしいだろ、それはぁ?! が 読み終わる頃には普通に受け入れられるようになる。うん、きっとテクニシャン。

  • 看護婦ジェニーは重体の兵士と「欲望」抜きのセックスをして子供を作った。子供の名はT・S・ガープ。やがで成長したガープは、ふとしたきっかけで作家を志す。文章修業のため母ジェニーと赴いたウィーンで、ガープは小説の、母は自伝の執筆に励む。帰国後、ジェニーが書いた『性の容疑者』はベストセラーとなるのだが―。現代アメリカ文学の輝ける旗手アーヴィングの自伝的長編。

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