隠蔽捜査

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 777
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002512

感想・レビュー・書評

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  • 最高学府は大学であって東大ではないと思うが・・・

  • なんて嫌な奴なんだ…!
    竜崎の最初のイメージはそんなものでした。
    しかし読んでいくうちに、あれ?となり、最後の頃になると素直に応援していました。
    初登場時には颯爽としていた伊丹の印象も変化していき、とても面白かったです。

    どんでん返しがあるような物語ではありませんでしたが、結末はどうなるのだろう!と、わくわくさせてくれる素敵な本でした。

  • 警察庁長官官房総務課長の竜崎伸也が、小学校の同級生で警視庁刑事部長の伊丹俊太郎とともに、警察の危機に対応する話。
    今野らしく淡々としたストーリー。主人公の竜崎は変わり者だが筋を通そうとする人物。その生き方が吉と出るのか凶と出るのか。面白い。

  • 出だしの主人公の描写でどうかと思ったが、そのあとは幼馴染との関係、警察組織の中での竜崎の動き、事件の進展とグイグイと引き込まれて一気に読んだ。シリーズ化されてるので続編も読みます。

  • 「とせい」シリーズにハマり、更に今野作品へ。
    主人公は警察庁キャリア、東大法学部卒の竜崎伸也。
    最初は、うわー、学歴オンリーのエリート臭ぷんぷん、嫌なオッサンやなー、と思い、読み続けられるかな?、と心配してたら、なんてことはなく、最後までさくさく面白く読了。
    目指すなら最高を、ということの東大信仰だったし、自分のやるべきことをきっちりやるし、合理性・秩序遵守がモットーだし、ちゃんとした人でした。
    そんな彼が職場で変人と言われるのは、警察組織が腐っているからなのでしょう。
    ま、もうちょっと人情に通じてもいいのでは?とも思うけど。
    それにしても、本当に46歳?
    60ぐらいのジーサンかと思ったわ(笑)。

  • 面白いと教えてもらった本

  • 何の予備知識もあらすじも知らないまま読んで見ました。

    最初この竜崎という男、殺るな、きっと殺る!
    犯人はこいつだなと勝手に話の内容決めてそう思ってた時期が僕にもありました。
    読み進めていくに連れて、どうもそういう話じゃないことが判明!

    ほんと実に面白い。
    よくある二重にも三重にも伏線張り巡らした内容とは違い、実にスッキリとしてストレートな話であっという間に読み終えてしまいました。
    詳しい内容は割愛して、オススメのシリーズだということは確かです。

  • キャリア警察,息子の犯罪(薬).出世欲の記述が見苦しい.

  • すごく面白かった!!
    この主人公、竜崎のキャラがいい♪ 私利私欲とは無縁の国家公務員とは、こうあるべきだ!というその性格が、読んでいてスカッとする(o^v^o)
    まぁ~、現実的にはこういった人はすぐに飛ばされてしまうんでしょうけど、理路整然としていて、権力と責任をしっかり持っていて、こういう人が今の公務員の中にいてもいいのに!と思ってしまいます(笑)
    仕事はしっかり、けれど家のことは奥さん任せ。奥さんや子供達との感覚がずれているのも面白いし、同級生の伊丹とのやりとりも面白い。
    ストーリー的には、何かとてつもない事件で、スリルがあってとかではなく、淡々と警察のお仕事が描かれているのだけれども、竜崎のキャラのおかげで、どんどんページが進んで、次も読んでみたいって思わせる作品でした♪

  • 竜崎が公私にわたり苦悩する。彼のなりが分かる第1弾。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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