宰領: 隠蔽捜査 5

著者 : 今野敏

• 新潮社 (2013年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[risatti3さんの感想 · 2019年4月22日]

今回も面白かった！
竜崎が頭切れすぎてる！
ややこしいキャラが今回も多々居たけど、うまくまとめていく竜崎が素敵だった。

[15さんの感想 · 2019年2月12日]

隠蔽捜査も どこまで読んだかわからなくなる⤵　　再読だったが一気読み

[まちかさんの感想 · 2018年11月29日]

本作も面白かったー！！
今回は神奈川県警に乗り込みます。
そして家庭のほうでもやっぱり心配事が。。

今回もお見事な采配でした！
絶対に最後はみんな竜崎サンのことを好きになっちゃうなぁ。( *´艸`)

[さやさんの感想 · 2018年11月23日]

神奈川県警まで巻き込んでの誘拐事件。
二つの都県にまたがる難題を主人公が解決する訳だけど。
相変わらず四角四面原理原則で動いていて周りは困惑する。
でも、忖度など辞書にはない主人公はそんなのお構いなし。
思っていても考えても出来そうもないことをやり続けられるところがすごく好き。
表に出てこなくても人間的でいい人だなって思う。

[sarubobo-papaさんの感想 · 2018年11月16日]

隠蔽捜査シリーズ第５弾

衆議院議員が行方不明となり、議員の運転手が他殺で発見される事案が大森署管内で発生。

原理原則の男で官僚らしくない大森署署長で警視長・竜崎は、犯人の潜伏先とされる横須賀へ前線本部の指揮をとるために神奈川県警に乗り込む。

県警との確執をぶっ壊しつつ、事件に実直に取り組む姿勢がやがて人を魅了していく。



事件の概要は大したことないけど、竜崎という人間が好きでたまらない。

長く続けてほしいシリーズです。

[ijyuinmihideさんの感想 · 2018年8月12日]

「隠蔽捜査」の第五弾だ。実際は「隠蔽捜査」3.5の「初陣」と言う作品があるらしいので、第六弾？。今回も実際はありえないと思うが、それでも面白い。大森署内管轄内で発生した大物政治家の運転手殺害と政治家の誘拐。犯人から犯行声明とその逃走経路から神奈川県警との合同捜査に！。警視庁と神奈川県警の確執。しかもその神奈川県警の現地指揮官に大森署長の竜崎がなった。
そして……。落ちの一つ、竜崎の息子は２浪の末、無事東大に合格した。

[seroring25さんの感想 · 2017年12月12日]

安定の面白さで楽しめた。
ただ、事件の真相が出てくるのが唐突な感があって、ん？となった。竜崎はいつ頃気づいたんだろうか。
県境をまたぐだけでこんなに揉める警察組織はなんとかならないのかなぁ、なんて思った。

[gjmdaさんの感想 · 2017年7月29日]

2017.7.28
さすが安定の面白さ。竜崎かっこいい❗️
先入観にとらわれず、想定できるすべてについてフラットに調査していく。そして、階級にとらわれず、縄張りも関係無し、目的に向かってまっしぐら。意見の相違があっても穏やかにそして納得させる言い方で突き進む。取捨選択の判断が的確な怜悧な思考。
だからこそ愛情などあっさりし過ぎと思われてしまう。できること、できないこと、優先順位、人に任せるでも、こと等、あまりに的確だから迷いを見せないから薄情な男の印象がある。家族は竜崎の立場をよく理解していて不器用さも理解していて信頼してくれている。ぶれない男、本当魅力的だ。

[kooさんの感想 · 2017年5月28日]

やっぱり芯がある竜崎の言動が心地いい。
時間があれば判押しするのに、とてもいい緊張感にわくわくできて一気読み。

そこに息子の受験を絡めるのがまたいい。
邦彦の親指たてる合格報告、真似してしまうほどこっちまで嬉しくなるラスト、いい余韻。

[mtgrmcさんの感想 · 2017年4月18日]

またまた、伊丹に無理難題を押しつけられ、通常ではあり得ない立場に立たされる竜崎

丁々発止のやりとりにぐいぐい引きこまれるのですが、そこへ至る確証が特にあるように思えず、結末は何かすっきりしないものでした

事件の背景がもっと描かれたら、よかったように思いました

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」