恋せよ魂魄 僕僕先生

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103030591

感想・レビュー・書評

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  • 物語も終盤に向かって突き進んで行っています。
    旋という新たに出て来たキャラクターは、
    名前の通り歌を操る?美しい歌声だけど余り良くないもののようで、
    歌を聴いてくれた劉欣にべったりしていた。
    劉欣、もてる…としみじみしていたものの、
    最後の最後の顛末に、
    劉欣ファンとしてはとても悲しくなりました。
    格好好かったけど…!
    田欣の目的も此処で漸く皆に知らされて、悪い人ではなかったのだな、と言う印象。
    全ては妹の旋のためという、
    今回は兄妹愛のお話色が強い作品だった。

  • 劉欣ーーーーーー!!

    王弁くんには途中イライラしちゃったけど
    やっぱり主人公をなんだなぁ
    最後の方d、芯の強さがメラメラ~っと。。。

    終焉を予感させる次巻、
    期待

  • 僕僕先生シリーズ第9弾。
    タイトルにも入ってる恋はたくさんあるのですが、今までの巻の中でも一番死が多いんじゃないかな。
    このシリーズ、どうなっていくんだろう……

    装画・挿画 / 三木 謙次
    装幀 / 新潮社装幀室

  • 久しぶりの僕僕先生 相変わらずおもしろく引き込まれてしまう

    もう 旅の終盤なんだろうね…
    王弁は強くなり…
    強くなると 失うものも多くなる…

    なんだか寂しく虚しい

  • 「恋せよ」というタイトルの可愛らしい響きとは裏腹に、なかなか重量感のある内容でした。
    特にシリーズ初期から読んでいる身にはショックな別れもあります。

    王弁くんがいつの間にか随分と成長していて驚かされました。
    僕僕先生に認めてもらえる部分も増えたようですし、ときどき王弁くんらしくない、頼れる姿が見えたりもします。
    シリーズはもうすぐクライマックスを迎えそう。
    王弁くんと僕僕先生の旅の結末を見届けたいと思います。

    本シリーズ、ここ数冊、怒涛のように速い展開と次々に登場する新たな技やアイテムのせいか、個人的にやや消化不良気味。
    物語のスケールとスピード感についていけなくなりつつあるのは、読書用の体力が衰えているからかな…う~ん…。

  • タイトルと違って色々な人がお亡くなりになりました。
    劉欣の最期が哀しかった…。
    僕僕が術を使えなくなった、と言っていたけれどその代わりに劉欣の仙骨を得た王弁がそれをカバーする展開になるのでしょうか。
    今までは僕僕が暢気な王弁を導いていましたが劉欣の仙骨を得、貂の理不尽さに怒りを覚えた王弁が力を付けて…みたいな感じになりそうな…。そう思わせておいてまったく違う展開だと面白いので期待していますが。

    ラクスが安禄山の設定は何だかイメージが違う気がしました。あと、劉欣の死を知った蒼芽香が悲しむ姿が想像できて切ないです。

  • 唐代の中国を舞台に、仙人になりたい薬師の王弁青年が、美少女の姿をした師の仙人僕僕先生や、途中で加わる不思議な仲間たちと旅するシリーズ9作目で書下ろし。

    長安に向かった劉欣を追って吐蕃のラサを後にした王弁たちは、唐との境界近くで心臓病を患う少女を助けようとし、病の原因を除いて元気になったもののものの、それが兄の体に移してしまい、少女は兄と婚約者のために病の原因を自分に戻して死んでゆく。
    少女の切ない思いと、王弁の仙骨を持つ薬師、そして人間としての成長が描かれる。

    一方劉欣は、かつて裏切った皇帝直属の間者集団胡蝶の首領と対決するが、人質になった両親と共に殺されてしまう。その戦いはほかの神仙や道士が見守っていたのだが、かけられていたバリアのために僕僕は術を使えなくなってしまった。

  • 王弁クンがすっかり大人になっちゃって、というか責任感を持つようになって、旅の終わりも見えてきているせいか、なんだか最初のころのほのぼのした感じが懐かしい。劉欣も田欧も切ない。劉欣はホント、いいんだよねぇ・・・

  • 僕僕先生シリーズ

    胡蝶との決着をつけるために長安へ向かった劉欣
    両親を取り戻したと思った矢先に・・

    一方王弁は、旅の途中で心臓に病を抱える少女と出会い
    懸命に助けようとする

    劉欣が切なすぎる(涙
    たくましく有能になってきた王弁くん
    そろそろシリーズも終わりに近いのかも

  • 【内容】
    病に苦しむ兄妹と出会い王弁は懸命に治療する。一方劉欣は胡蝶との決着をつけようとしていた。

    【感想】
    ラストの僕僕のセリフ「この旅は、もうキミのものになりつつある。共に行こう」
    最終巻も近い?
    (2016.04.20読了)

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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