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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103037514
感想・レビュー・書評
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昭和のセレブリティシリーズ。白洲夫妻の食事は(料理自体はお手伝いさんでしょうが)ほとんど長女が仕切っていたらしく、そのメニューを伝えるビジュアルブック。当然ながら使ってる器すごすぎw ともかく何を作っても、ふたりが文句つけまくってたことがわかるw 気取らずけちらず、刹那的でありながらも思いあって暮らしていた夫婦の姿がおかしくあたたかい。白洲正子の自伝など読むと破天荒すぎて無頓着すぎて、その一方で激しく繊細で、何か荒んだものを感じさせるが、こんな日常があったんだと思うとすこし嬉しい。
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白洲正子さんは、いっさい料理を作ることなく、お気に召した器にふさわしい料理を作ってよ・・と娘の桂子さんにお願いしていたとか。おふくろの味を知らない桂子さんは、両親がおいしいところにたくさん連れて行ってくれたことが、味の基本になっていると記している。桂子さんお手製の料理は、すばらしい白洲コレクションの器に盛り付けられていて本当においしそう。調味料の配合はご家庭にあわせて・・とアバウトなところも家庭料理の真髄と感心する。次郎さん作の押し寿司用の木箱や竹製のサーバーも登場して、名家の食卓を覗く好奇心を満たしてくれる。
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意外〜。白洲正子って料理はまったくしなかったのね。美食家=料理上手とは限らない時代だったのか。