村上海賊の娘 上

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6336
感想 : 740
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103068822

感想・レビュー・書評

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  • 七五三兵衛たち眞鍋海賊は陽気で強くて魅力的。生真面目な沼間義清も気になる。姉の景に振り回される景親に同情しつつ笑えてしまう。

  • ずっと前から気になっていた。本は余り読まないで生きてきた。図書館で出逢って気まぐれで借りて読んでみた。歴史物は人物名、用語、時代背景等わからないこと、知らないことだらけ。最初はのんびりじっくり読み始めた。面白い。人物の表現が愉快、次第に引き込まれて大声で笑いながら読み進める。ページをめくるペースも早くなりる。あっという間に上巻を読み終えてしまった。
    読書ウイルスに感染した模様である。

  • 感想は下巻でまとめて.

  • 父親の本棚から借りてきました。
    数年前の本屋大賞受賞作品です。

    著者の作品でこの前にブレイクした「のぼうの城」が全然面白くなくて、だから大賞受賞した時も興味が持てずにいたのですが、背表紙をみたら今更ながらミーハー心がムクムクと。
    っていうか父の本棚が全体的にミーハーセレクトなんですよね。おじいちゃんなのに(笑)

    さて本題です。
    案の定私には合わない作品でした。。
    信長軍と大阪本願寺の戦いを描いた作品で、本願寺から兵糧支援の要請を受けた毛利家の家臣?である村上海賊が関わったお話です。

    まだ上巻しか読んでませんが、歴史小説ではなくエンタメ小説?アクション小説?でした。
    著者が入念に歴史的背景を下調べしたみたいで、展開の途中でやたらと時代背景の解説が入り(それがかなり読書のテンポを崩す)、その割に荒唐無稽な描写が多くてアンバランス。
    例えば、向こう岸から大きなモリを投げ一度に5人串刺しとか・・・花の慶次か!っつーの。

    下巻が思いやられます。途中でやめるのはポリシーに反するので読了するつもりだけどさ。

  • 昔の日本人の勇ましさを描いた作品でした。
    戦には心理戦が最も有効なのかと思いました。

  • 能島村上の景はとても真っ直ぐで情に脆く、小さい子供みたいだと思った。戦国時代の海賊は自家を存続するためにいろいろな努力している。下巻でどんな戦いをするのか楽しみ!

  • 織田対毛利の木津川合戦を背景とした小説。村上海賊、泉州侍、毛利家臣、雑賀孫市らの「家の存続」に懸ける想いや生き様が、村上海賊の娘の目を通して鮮やかに描かれている。
    クライマックスの海戦は展開の予測がつかず、ページを捲る手が止まらない。
    それにしても海賊たちがとても魅力的である。泉州侍の方言が素晴らしい。
    この小説は「おもろい」か「おもろない」か、答えはもちろん「おもろい」。

  • 図書館で目に止まり借りてみた。
    信長対石山本願寺(大坂本願寺)の戦いという史実を背景に、村上海賊の娘で自由奔放な景の視点で書かれた物語。
    ちょっと嫌だったのは、人の死がえぐい。文中にあったとおり、当時の命の軽さは今とは比べ物にならないのだろうが、ばったばったと死んでいき、それが悲惨さを想像させる。百姓の信徒を駆り出せばそうなるだろうなと、ストーリー的には納得するがえぐいものはえぐい。
    前半だけでは景の活躍ぶりがまだはっきりしてこないので、後半も読んで判断したいところではある。

  • かっこよく破天荒な女の子の景がなんともオモロイ振り回される弟の景親が可愛そうではありますが良いコンビです笑
    歴史は好きですがあまり詳しくなくわかるかなと最初不安でしたが読みススメル内に物語として面白くもなり、またちょくちょくと歴史に関しての説明もあるのでわかるやすかったです。
    景が今の時代では可愛いというか綺麗な方なんだろうなと思ってますが、醜女!醜女言われるのなんとも……笑
    下巻も読み始めますー!

  • 男勝りで気性が激しい景が格好いい!ストーリーも面白くて夢中になって読んでしまった。立て続けに下巻を読み出し始めました。

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