- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103069614
作品紹介・あらすじ
陸海空軍、海兵隊、三万五千人を統括する頭脳拠点に激迫-フェンスの中に閉ざされた、その「知られざる全貌」。
感想・レビュー・書評
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改めて考えてみれば確かに『在日米軍司令部』ってのは半端な存在だったわ。真逆の二つの現状改革案が出ても不思議はない。首脳のキャラクターに影響されない『日米同盟の機関化』は確かに一刻も早く望まれる。
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在日米軍司令部の立ち位置、業務、当時の司令官の奮闘がよくわかった。
日本周辺の情勢がきな臭い中、参考になる図書。 -
在日米軍司令部が米軍内で、下部組織扱いとは知らなかった。
そういった基本的なことも含めて、把握するにはふさわしい良書。
やや古くなってはいるものの、普天間基地返還問題もあり、
そのあたりの背景や海兵隊の動向についても、
通時的に俯瞰することができると思う。 -
自衛隊関連本は一通り目を通したから、今度は米軍へ。
在日米軍を取り巻く環境、その指揮官の思いが多く記されている。在日米軍司令官の協力と緻密な取材の賜物だと思う。
一番共感したのは、関係の友好化をトップ同士の個人的信頼感にたよるパートナーシップに基づくものからの脱却をはかる「機関化」の概念とそれを実現するためのプロセス。
どこの組織にも共通する問題だと思うけど、組織が大きいと縦割りにならざるをえず、その分、協力関係はトップ同士の個人的パートナーシップに基づくものになりがちになるのは論を待たないところ。
そのパートナーシップが解消しても、いわば自動的に協力関係が維持できるならこれに越したことは無い。そうするための特効薬や鉄板の方法はいまのところは見たことが無い。あれば教えて欲しい。。。