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- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103101062
感想・レビュー・書評
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自身が浮気したことにより、妻が精神を病んでしまった作家の日記。
壮絶だ・・・
なんだろう。
浮気はそりゃ発狂モノにむかつくけど、
ここまで精神を病むものなのだろうか?
妻側に、そういう素養があったのかな。
どうやら精神を病むまでは、妻はとても夫に献身的だったようなので、
その「献身」が、すでに本来の「献身」ではなく、
自分を押し殺した献身だったのかもしれない。
だからこそ、ここまで精神を病んでしまったのか。
日記は、毎日のように妻の様子から始まる。
「むがる」「気分良し」など。
「むがる」というのは調子が良くない時なんだけど、
(癇癪を起こしている感じ?)
むがっている時が多い。
とうとう病院に入院してしまう。
夫は、その病院に泊まり込みで妻の面倒をみる。
いくら自分の浮気のせいだとはいえ、ここまでなかなか出来ないよね。
自責も大きくあっただろうけど、やっぱり「愛」が大きかったんじゃないかな。
なんせ日記は、妻のことばかりだもの。
「献身」する側が、妻から夫へ変化している。
浮気されるのはイヤだけど、ここまで愛されるのはいいなぁ、と思った。
そして、生きていくことの地獄のような辛さも見えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示