ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編

著者 :
  • 新潮社
3.73
  • (140)
  • (185)
  • (237)
  • (22)
  • (6)
本棚登録 : 1760
感想 : 77
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534044

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第1部は読み進めるのに時間がかかったけど、第2部は比較的すぐに読み終わった。けど意味はよく分からない。第3部はどうやって終わるのかが気になる。

    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=188797

  • おもしろいじゃないか!ちょ〜おもしろいじゃんよ〜!
    万華鏡を覗く様に、変化していく世界に目が離せなくなる。
    私は村上春樹を『ノルウェーの森』で嫌いになり、『海辺のカフカ』で大好きになり、『ねじまき鳥クロニクル』で夢中になっている。
    好き嫌いの激しい私をとりこにするなんて。
    あっぱれ!

  • 突き落とされた感じ。
    重い。思い。想い。…
    ちょっと頭の整理が必要かな?
    彼同様に…
    もわもわしたまま第3章へ

  • ねじまき鳥は村上作品の中でおそらく一番わくわくさせられた本

  • 2014年137冊目(再読)

    猫に続いて妻も失踪した状況で、主人公は暗示的な井戸の底に降り、夢の中で壁を抜け、新しい世界の中で新しい自分で生きていくことの限界を感じる。
    そして、逃げ続けても意味がないことを悟り、行動を起こし始める。
    喪失に対する「取り返す覚悟」の力を読者にも分けてくれるような内容だった。
    ===================
    2014年44冊目。(初読:2014年5月23日)

    喪失したものに、人はどう立ち向かうのか。
    続編の第三部は後から書き加えたらしいが、
    この第二部でも十分終わることもできたと思う。
    結末が分からずとも、逃げても追いかけてくるものと対峙するために必要な力のようなものは、
    深いところで受けとれた気がする。

    様々なとてもフィジカルな描写に触れると、
    著者は本当に物語の中にいて、実際に五感で感じ取ったものを書いているのが分かる。
    その域を僕自身も見てみたい。

  • ある日突然消えたクミコ。綿谷ノボル、加納マルタ、加納クレタとの階段。夢の中での加納クレタとの行為。クミコの妊娠と中絶の過去。クミコからの手紙。井戸の中に閉じ込められた岡田。加納クレタとの関係。クレタ島に向かう加納クレタ。

  • 借りてしまったねじまき鳥。
    1巻目、どうにもこうにもと思っていたけれど、少しはましな感じに話が動き出したような。。。明るいニュースが全然なくて、ワープの途中で異世界に迷っちゃったみたいな雰囲気からやっと脱した感じ。
    なんとか3巻を読もうという希望を持たせてくれました。

  • まあまあ。
    ノモンハンの話が面白い。

  • だんだん掴めてきた。井戸で物事を考えるっていいなあ。私もそういう本当に落ち着ける場所がほしいと思う。
    感想はまとめて第三部で。

  • 綿谷ノボルはわたしの対峙している世界そのもの。圧倒的に「正しく」て、強くて、反論や抵抗の余地がないように思えるものに対して、まさに孤軍奮闘といった風情の主人公を見ていると、ああ、と思う。自分を少しでもまともに保ち、自分の人生を生きるというのはほんとうにむずかしくてこわい。井戸に潜りたくもなりますほんと。

全77件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×