- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103534044
感想・レビュー・書評
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第1部は読み進めるのに時間がかかったけど、第2部は比較的すぐに読み終わった。けど意味はよく分からない。第3部はどうやって終わるのかが気になる。
http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=188797詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろいじゃないか!ちょ〜おもしろいじゃんよ〜!
万華鏡を覗く様に、変化していく世界に目が離せなくなる。
私は村上春樹を『ノルウェーの森』で嫌いになり、『海辺のカフカ』で大好きになり、『ねじまき鳥クロニクル』で夢中になっている。
好き嫌いの激しい私をとりこにするなんて。
あっぱれ! -
突き落とされた感じ。
重い。思い。想い。…
ちょっと頭の整理が必要かな?
彼同様に…
もわもわしたまま第3章へ -
ねじまき鳥は村上作品の中でおそらく一番わくわくさせられた本
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2014年137冊目(再読)
猫に続いて妻も失踪した状況で、主人公は暗示的な井戸の底に降り、夢の中で壁を抜け、新しい世界の中で新しい自分で生きていくことの限界を感じる。
そして、逃げ続けても意味がないことを悟り、行動を起こし始める。
喪失に対する「取り返す覚悟」の力を読者にも分けてくれるような内容だった。
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2014年44冊目。(初読:2014年5月23日)
喪失したものに、人はどう立ち向かうのか。
続編の第三部は後から書き加えたらしいが、
この第二部でも十分終わることもできたと思う。
結末が分からずとも、逃げても追いかけてくるものと対峙するために必要な力のようなものは、
深いところで受けとれた気がする。
様々なとてもフィジカルな描写に触れると、
著者は本当に物語の中にいて、実際に五感で感じ取ったものを書いているのが分かる。
その域を僕自身も見てみたい。 -
まあまあ。
ノモンハンの話が面白い。 -
だんだん掴めてきた。井戸で物事を考えるっていいなあ。私もそういう本当に落ち着ける場所がほしいと思う。
感想はまとめて第三部で。 -
綿谷ノボルはわたしの対峙している世界そのもの。圧倒的に「正しく」て、強くて、反論や抵抗の余地がないように思えるものに対して、まさに孤軍奮闘といった風情の主人公を見ていると、ああ、と思う。自分を少しでもまともに保ち、自分の人生を生きるというのはほんとうにむずかしくてこわい。井戸に潜りたくもなりますほんと。