トットひとり

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 519
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103550075

感想・レビュー・書評

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  • 黒柳徹子さんのエッセイを始めて読みました。
    徹子さんのことは、今まで面白い変なおばあちゃんくらいにしか思ってなかったので、読んでみてビックリすることばかりでした。こんなすごい人だったのか!って。
    文章やエピソードから、素直でまっすぐで、自分の意見を持ってる芯のしっかりした人柄が伝わってきて、徹子さんのことがとても好きになりました。
    芸能界の友人たちとのエピソードもとっても興味深いものばかりです。生き生きとした描写に、友人たちへの愛がにじみ出ていて、テレビでしか見たことない人たちの本当の姿を見るようでとても面白かったです。

  • 窓際のトットちゃんを読んだら、こちらもぜひ。大人になったトットちゃんの物語、自伝。「女がひとりで生きていくのは大変だってわかったのは、三十八歳の時だった――。私が好きだった人たち、私を理解してくれた人たち、そして私と同じ匂いを持った人たちへ――。「ザ・ベストテン」の日々、テレビ草創期を共に戦った森繁久彌、毎日のように会っていた向田邦子、〈私の兄ちゃん〉の渥美清、〈母さん〉の沢村貞子、そして結婚未遂事件や、現在の心境までを熱く率直に、明朗に綴った感動のメモワール。」

  • 段々と周りの家族がいなくなっていく悲しみ。でも一つ一つのお話に愛が溢れていて温かい。

  •  タマネギ小母さんw、窓ぎわのトットちゃん、黒柳徹子さん「とっとひとり」、2015.4発行。黒柳徹子さんの半生記であり、かつ、いろんな人との出会いと別れ、エピソードなどが語られています。今年89歳になられますね。一番面白いなと思うのは、向田邦子さん宛の9通話連続の留守番電話の話。向田さんはテープを残して、来た人に聞かせて楽しんだそうです。

  • 黒柳徹子さんの同志たちの、いわば有終の生き様を記した本。
    あと、世界ふしぎ発見の裏話も少し。

  • 古い歌は流行った時代を思い出させる。テレビが音楽界を支配していた時代、歌謡曲が主娯楽の頃『ザ・ベストテン』という番組は黒柳徹子&久米宏というコンビ司会がボケと突っ込みで絶妙、しかし「前々週の火曜日に出るランキングデータに合わせて出演交渉とシチュエーションに相応しいスタジオセット作成」生放送の強みを最大限に活かしたが「予算がかかり過ぎて表彰は無理」/NHKでは個性が強すぎたが、テレビ女優としては「異能で目立つ」才を発現。しかし文学座で基礎を山田五十鈴先生に/両親の出会いはアクシデントであったが結果良ければ?

  • TV

  • テレビドラマトットちゃんを観たので、借りた。

    素直で運が強い人。

  • TVドラマ「トットちゃん」がけっこう面白いので、「窓ぎわのトットちゃん」は大昔読んでしまっているので、最近作の本作を読んで見た。ドラマを補足するような内容であり興味深く読むことが出来た、しかし、長寿者の定めとして亡くなられた人の話ばかりになり内容はかなり辛いものである、長生きするとはこう言うことなんだと納得させられる結果となった。NHKの専属俳優1号となってTV文化を作ってきた人が、TVがその役割を終えようとしている今、TVの良き日を語るというのは皮肉なものだ。

  • 黒柳徹子さん、すごい人だと思っていたけどやっぱりすごい。
    幼少の話は「窓際のトットちゃん」で知っていて、大人になり社会人になった話も、あちこちで見聞きして知ってはいましたが、改めて感動しました。
    一人で激動の時代をよくぞ今まで頑張ってこられたなぁ。
    若いころから交流のあった親しい人たちのほとんどはもう故人になってしまわれ、
    その思い出を淡々と綴っておられますが、それぞれに深い思い、感慨がおありだと思います。
    そんな人たちの分までいつまでもお元気で活躍していただきたいと思います。

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著者プロフィール

女優・ユニセフ親善大使。東京都生まれ。自伝的著書『窓ぎわのトットちゃん』でも描かれたトモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として、現在にいたるまで大活躍している。『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)は、800万部というベストセラーの日本記録を達成し、全世界で2500万部を売り上げている。アジア初のユニセフ(国連児童基金)親善大使として、長年にわたりアフリカ、アジアなどを各国を訪問、めぐまれない子どもたちのことを知ってもらうための活動に力を入れている。

「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒柳徹子の作品

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