この世の春 上

著者 :
  • 新潮社
3.95
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本棚登録 : 1623
感想 : 193
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103750130

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んだ。さすがという感じ。このまま続けて下巻まで。

  • 三島屋さんに持ち込まれるような、面妖なお話の大長編。

    絡まり合った謎の一つ一つが解けていくたびに、新たな鍵が見つかるたびにゾクゾクした。
    後半からの金一のお話の中での役回りがよい。鈴とともに、暗さの中に明るさをもたらす存在。
    さいごはちょっと予想がはずれた。そことそこがそうなるんですか!?って。

    五香苑、御霊繰、神鏡湖、消えた男子たち、御館さまのなかの人格交代。

  • すごーい。おもしろい。
    読み始めた時は、最後まで読み切れるか不安があった。久しぶりの長編だし、時代言葉の意味も分からない。名前も覚えにくい。表紙裏の相関図を何度も確認したりして。
    多紀が半十郎に連れ出された辺りから、一気に読めた。
    なになに?何が起きてるの?
    と、ワクワクが止まらない。しゃれこうべって、、、。下巻も一気に読めるはず。

  • (→下巻)

  • 3.95/1470
    内容(「BOOK」データベースより)
    『憑きものが、亡者が、そこかしこで声をあげる。青年は恐怖の果てに、ひとりの少年をつくった…。史上最も不幸で孤独な、ヒーローの誕生。』

    冒頭
    『ごめんくださいまし、ごめんくださいましと声がする。急いていながら、囁くように抑えられた女の声だった。』

    『この世の春』
    著者:宮部 みゆき(みやべ みゆき)
    出版社 ‏: ‎新潮社
    単行本 ‏: ‎397ページ(上巻)

  • 2021/10/10読了。

  • 時代小説なのでその時代の役職とか階級(?)がどうなっているのかとか馴染ませるのに時間がかかった。
    普段から歴史ものを読んでる人はスンナリ入れると思う。私はかなりご無沙汰していた。

    慣れてしまえば一気に物語に引き込まれていく。
    続きが気になって止まらない。久しぶりの感覚だった。

    「これ面白いよ!読んでみて!」
    って人に勧めたくなった。


    ただ、終盤に近づけば近づく程
    何だかスッキリしない感覚になる。
    「うっひょー!マジかよー!!」
    みたいなおったまげ感を期待していたから
    あれ…これで…終わりですか??
    って何度も思った。

    江戸時代の人は慎ましかったのかもだけど
    もっとツンツンデレデレあった方が
    メリハリがあったんじゃないかなと思う。
    主人公の多紀も御霊繰りの能力がもう少しあっても良かったよなーとか。


    途中までは⭐︎5にしてもいい位面白かった。
    少し期待して一人あれこれ考え過ぎてしまったみたい。


    どちらかというと女性の方が楽しめると思う。


    考えみたら歴史小説は男性作家ばかり読んでた。
    書き手が男性か女性かで違うんだなぁって初めて知った。
    この本は全体的に柔らかい印象でグロテスクな表現もなくて上品。
    なので激しめなのが好きな人は少し物足りないかも。


  • 歴史物、サスペンス、魔術、宮部みゆきの得意が盛りだくさんの長編。合計800ページあるけど一気読みできます。

  • 久しぶりに先が読みたくてうずうずしてしまう本に出会いました。
    この先どうなるのだろう。
    下巻が楽しみ!

  • ごめんくださいまし──。
    宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。
    応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。
    それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。
    なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。
    藩中枢で何が起きているのか。
    一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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