- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103750130
感想・レビュー・書評
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一気に読んだ。さすがという感じ。このまま続けて下巻まで。
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すごーい。おもしろい。
読み始めた時は、最後まで読み切れるか不安があった。久しぶりの長編だし、時代言葉の意味も分からない。名前も覚えにくい。表紙裏の相関図を何度も確認したりして。
多紀が半十郎に連れ出された辺りから、一気に読めた。
なになに?何が起きてるの?
と、ワクワクが止まらない。しゃれこうべって、、、。下巻も一気に読めるはず。 -
(→下巻)
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3.95/1470
内容(「BOOK」データベースより)
『憑きものが、亡者が、そこかしこで声をあげる。青年は恐怖の果てに、ひとりの少年をつくった…。史上最も不幸で孤独な、ヒーローの誕生。』
冒頭
『ごめんくださいまし、ごめんくださいましと声がする。急いていながら、囁くように抑えられた女の声だった。』
『この世の春』
著者:宮部 みゆき(みやべ みゆき)
出版社 : 新潮社
単行本 : 397ページ(上巻) -
2021/10/10読了。
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時代小説なのでその時代の役職とか階級(?)がどうなっているのかとか馴染ませるのに時間がかかった。
普段から歴史ものを読んでる人はスンナリ入れると思う。私はかなりご無沙汰していた。
慣れてしまえば一気に物語に引き込まれていく。
続きが気になって止まらない。久しぶりの感覚だった。
「これ面白いよ!読んでみて!」
って人に勧めたくなった。
ただ、終盤に近づけば近づく程
何だかスッキリしない感覚になる。
「うっひょー!マジかよー!!」
みたいなおったまげ感を期待していたから
あれ…これで…終わりですか??
って何度も思った。
江戸時代の人は慎ましかったのかもだけど
もっとツンツンデレデレあった方が
メリハリがあったんじゃないかなと思う。
主人公の多紀も御霊繰りの能力がもう少しあっても良かったよなーとか。
途中までは⭐︎5にしてもいい位面白かった。
少し期待して一人あれこれ考え過ぎてしまったみたい。
どちらかというと女性の方が楽しめると思う。
考えみたら歴史小説は男性作家ばかり読んでた。
書き手が男性か女性かで違うんだなぁって初めて知った。
この本は全体的に柔らかい印象でグロテスクな表現もなくて上品。
なので激しめなのが好きな人は少し物足りないかも。
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歴史物、サスペンス、魔術、宮部みゆきの得意が盛りだくさんの長編。合計800ページあるけど一気読みできます。
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久しぶりに先が読みたくてうずうずしてしまう本に出会いました。
この先どうなるのだろう。
下巻が楽しみ! -
ごめんくださいまし──。
宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。
応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。
それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。
なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。
藩中枢で何が起きているのか。
一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。