- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104103010
感想・レビュー・書評
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なんか不思議だなーと思ってたら詩人のひとの初短編集だったんですね
宮澤賢治みたいな雰囲気で月とか空からお話をもらっているようなかんじ
詩だと思って読むといいかんじです
『うすぐらい細い道をくらい気分で歩き続ける
帰りたくない
もうどこにも
見上げると空が
木の葉の間の菱形の空が
氷のかけらのように薄く青く遠く
いつも最後に
困ったのは僕だった』
『忘れかけてしまいそうな日々の中で、ふと思い返し、流れの中に立ち止まって【あの気持ち、あの気持ち】とつぶやくとまわりからだんだん遠くまで、ゆっくりと波が静まっていき、間違わない方向の石が輝いて見えた。それに足をかけ次に飛び乗り、進んでいく。困ったときは遠くを見よう。近くばかり見ていると迷うことがあるから』 -
結構面白いです。
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掌編16本。不思議でやさしくふわふわした物語。透明カバーのかかった装丁がきれい。でも私はやっぱり銀色夏生は詩が好きかな。
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銀色夏生は詩よりも小説のほうがすき。
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短編がけっこう集まった本。「Kの報告」「ピース・ツリー」「ハーバービュー」の三編がよかったかな。
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なんか不思議だなーと思ってたら詩人のひとの初短編集だったんですね
宮澤賢治みたいな雰囲気で月とか空からお話をもらっているようなかんじ
詩だと思って読むといいかんじです
『うすぐらい細い道をくらい気分で歩き続ける
帰りたくない
もうどこにも
見上げると空が
木の葉の間の菱形の空が
氷のかけらのように薄く青く遠く
いつも最後に
困ったのは僕だった』
『忘れかけてしまいそうな日々の中で、ふと思い返し、流れの中に立ち止まって【あの気持ち、あの気持ち】とつぶやくとまわりからだんだん遠くまで、ゆっくりと波が静まっていき、間違わない方向の石が輝いて見えた。それに足をかけ次に飛び乗り、進んでいく。困ったときは遠くを見よう。近くばかり見ていると迷うことがあるから』 -
「ウエタミ!」
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短編集
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短編集というだけでも良い(短編集好き)。小さな宝物が詰まってるってかんじ。