すばらしき愚民社会

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104492022

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  • 小谷野さんが言うところの「愚民」とは、無教養な大衆ではなく、いわゆる知識人、つまり「大学」や「学者社会」、そして大学院生や学生たちを指す。知識人への攻撃は凄まじい。引用と槍玉に挙げる知識人の数は圧巻。

  • 大衆批判かと思いきや、学者批判が殆ど。
    「今の大学生はアホだ」とか「バカに選挙権を与えて良いのか?」といったあたりは、共感できるが、途中から身内の学者批判に終始しているのがアウト。

    著者の読んだ本や論文の
    引用が多く、それをあたかも読者の「共通認識」としている辺りが、
    「オレって知識人、悔しかったら、引用している本なり論文なり読めよ」
    というスタンスで、少々腹が立つ。

    年末休みをとって、本を読み漁ろうと思った。
    →★3.5

  • これ本棚.orgのパクリじゃねえの。

著者プロフィール

小谷野 敦(こやの・あつし):1962年茨城県生まれ。東京大学文学部大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』『宗教に関心がなければいけないのか』『大相撲40年史』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『現代文学論争』(筑摩選書)、『谷崎潤一郎伝』『里見弴伝』『久米正雄伝』『川端康成伝』(以上、中央公論新社)ほか多数。小説に『悲望』(幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)など。

「2023年 『直木賞をとれなかった名作たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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