- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104642038
感想・レビュー・書評
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2010.6.14-19
図書館
柳井さん、とことん自分に厳し過ぎます。
挑戦と失敗も多いけど、見切りや軌道修正もうまくできる人だ。
ブレない理念、信念があると迷ったときに強い。自分もそうありたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社経営とは、経営者とは…? 自分自身が迷っていたときに読みました。そして、柳井社長の「その安定志向が会社を滅ぼす!」のメッセージを読んだとき、心の中を見透かされたようで心臓がバクバクしました。会社経営に本気になったことがある人なら、共感する部分が多い本だと思います。
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大企業病−ユニクロとは無縁と思っていましたが、闘っているとは驚きました。それに対してトップ自らが危機感を持ち、チームワークを磨いていることに企業の強さを感じました。人財教育が1番大切であるという企業は間違いなく強い会社であると改めて感じさせられました。
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一勝九敗に続く形でのUNIQLOの第二の創業、即断、即決、即実行のまとめ。服を変え、常識を買え、世界を変えていくFR wayに連なるまでの企業経営をまとめている。以下メモ。(1)我々のすべての仕事はお客様のためにあるべき。会社は誰のためにあるかはお客様の為にある。(2)正常な危機感がなければ会社は潰れる。次にどんな手を打つべきかを実行するだけ(3)今までに産業界で潰れていった会社の多くはそのダメになった理由が自身でよくわかっていない、決めるべきことを決められない、決めても実行できない、など等です。または問題の本質や解決策が分かっていても、ぼんやりとやり過すと時代遅れの凡庸な会社になります。(4)先入観が自らの壁をつくる(ブラトップ、ヒートテックを取り上げて)。商品のイメージ、情報価値を売る第三世代のSPAを目指す。(5)現実を直視し、理想を掲げ、自分の頭で考えて考え抜き徹底にやり抜かない限り我々の将来はありません。No Risk No Profitという言葉、自己点検と自己変革という言葉は自己経営にも通じると思った。
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ユニクロといえば、今や知らない人がいないくらいの有名アパレルメーカーだ。
デフレ、安売り激化の時代においても安定した業績を挙げ、「勝ち組」とも言われてきているが、そこに辿り着くまでには様々な波や紆余屈曲もあった。それについては新聞や雑誌などでも取り上げられることもあったが、トップ自らが振り返ってる所に重みがあると思う。
成功や好業績に満足・安心してしまっては更なる成長は望めないし、守りに入ってしまい現状をキープしようと必死になってしまう。うまくいってる間はいいが、何らかの逆風が押し寄せたら守勢一方になりがちになってしまう。実際に好業績にあぐらをかいてしまって更なる努力を怠ってしまった事で、いつのまにか業績が下り坂になってしまった企業はいくらでもある。
著者は自社で経験した成功と挫折などを経て何を感じ学んだかをこの本で書くことで、経営者や起業家、ビジネスマンなどに常に挑戦する気持ちを持ち続ける必要を訴えていると思う。
「成功」は確かに気持ちいいものだけど、それに満足して安住してしまったら成長はそこで止まってしまうだろうと自分も思っている。
「成功」や「できる」に満足することなく、更なる上の段階を常に目指していきたいと、この本を読んで改めて思う。 -
成功は、陳腐化する!
一発程度の成功で粋がってはいけない!!ってことですね。
すこし、わかります・・・・・・
まあ。長い目で人生を見れば一回の成功で調子こいて、怠慢になるとそれ自体が失敗として扱われるね -
経営指南書として、実例をもとにしかも、柳井さんの考え方が凝縮されているため、思いや気持ちが非常によく伝わってくる。
中でも、以下の一節が気に入った。
「科学的・分析的なアプローチと、アートに近い感覚的アプローチの2つがあって、それが融合するとよい商品ができるのではないだろうか。・・・(中略)・・・どちらかといえばアートに重きがあると思う。」 -
ユニクロを経営するファーストリテイリングCEOである柳井さんの考え方が凝縮された書である。ユニクロが成功しているのも,柳井さんのしっかりとした経営哲学が末端の社員まで浸透しているからだろう。
柳内さんの考え方、哲学を知るに適したお薦めの一冊である。 -
今の日本の閉塞感、行ってみれば、ていたらくの一番の原因は、国民が総じて将来に対し希望がもて無くなっていることから発していると考えている。それは、社会全体が老齢化成熟化してきたということと、非常に残念だけれども、精神的なものより、物質的なものを重視し、変調すると言う近年の傾向がそうさせているのではないだろうか?
組織の肥大化は官僚化を生む
先入観が自らの壁を作る
おそらく人間は、満たされていないことや劣等感を引き金にして頑張れるし、行動を起こそうとおもうのではないか -
おそらくこれは自社社員に向けたのではないかと思う。
ストイックに進化を追い続ける柳井会長のモチベーションはどこからくるんだろう。
ファーストリテイリング社が世界に指示され続ける所以は彼によるところが大きい気がします。
それにしてもこのタイトルをつけたのは当人か編集か企画屋か・・素晴らしいですね。タイトル勝ちです。
コミュニケーションスピードも速く、それでいてキャッチー。