成功は一日で捨て去れ

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104642038

感想・レビュー・書評

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  • 成功の反復に意味はない。その「安定志向」が会社を滅ぼす! ―
    http://www.shinchosha.co.jp/book/464203/ ,
    http://www.shinchosha.co.jp/book/128452/

  • 大した成功でもないのに大きなことをやりとげたような錯覚→成功という名の失敗
    成功→陳腐化→成功事例の反復は無意味

    2005年末 セブン&アイホールディングとミレニアムリテイリング→日本初のGMS(日用品、衣料品や家電、家具なども扱う総合スーパー General merchandise store)と百貨店の統合

    2002年9月 エフアールフーズ→失敗

    社長としてもう一度,全部の現場を1つずつ見て回ろうと考えた。
    サラリーマン精神→指示待ちで給料をもらうだけ。会社全体が立ちいかなくなったら,自分はどうすべきか考えて主体的に行動

    精神的な充実感よりも物質的なものを選ぶ表面的なカッコよさ。

    仕事の範囲を限定する愚行→仕事はやればやるほどいろいろな発見→仕事の目的,顧客のため

    組織が大きくなる→分析,計画だけ→それに生きがい→本質から遠い不要な仕事

    生産部→中国の工場→信頼関係を築く。
    SPA(製造型小売業speciality store retailer of private label apparel)は金の鉱脈→顧客のニーズを把握

    良い企業→即断,即決,即実行→人間の本性は逆。安定的な身分を求める。

    欧米の企業→上司の意向が第一。自分の意見は言わない→上司が全責任
    日本の企業→責任が不明確

    不正や不祥事がおきたら→「我々はこれを大きな問題と認識し,こう解決し,今後とも発生しないようにこう予防策を講じる」
    障害者雇用→その人にできる仕事をしてもらう。

    朝早く来て夜10時まで詰めて仕事をしていたら次の日は働けない→何年も続けられない→仕事に集中していないはずだ。
    ゆったり仕事しすぎ→短時間で走るように→即帰る。

    成功の方程式など存在しない。
    銀座=グローバルブランドになるために不可欠な立地→利益がでなければブランドになりえない。
    売れる店の店長ほど錯覚する。→商品は勝手に売れる?

    韓国にはまだまだ反日感情が残っているので,我々が単独で出て行っても急速に店舗展開するのは難しい。
    先入観が商売の邪魔をする→アメリカ人にはアメリカ人のニーズがあるはずだ?
    海外のマスコミ→経営トップが夢,理想を語ると評価する。
    Nike GAPアメリカ ZARA H&Mヨーロッパ ユニクロ→日本

    会社は誰のためにあるのか?→お客様
    人間は満たされないことや劣等感を引き金にして頑張る→行動

  • ・増収減益は安定志向から生まれる。
    ・最初から安定成長はありえない。危機感を持ってチャレンジが必要
    ・チャンスは既存の業界内にはない。別の業種を競合と考え発想を広げる。
    ・危機感と不安は違う。危機と利益は表裏一体。リスクをとって経営をする。
     →自分の置かれている状況を客観的に見て、冷静に判断し、うつべき手を考える。
    ・仕事には必ず責任が伴うのに、責任の所在がハッキリしていなことが多い。
    ・郊外店と繁華街店では売り方が異なる。
     →繁華街店では衝動買いをしたくなるように
    ・「即断、即決、即実行」
    ・欧米人はフレンドリーな人が多いので、フラットな組織に勘違いしやすいが、ボスの権限が強く、責任も大きい。逆に日本は誰が指示して、誰が責任をとるのかよく分からない仕事をしている会社が多い。
    ・障害者を1店舗に1名以上雇用している。
     →チームとして一体感が生まれる。
    ・週4日のノー残業デー。朝から真剣に仕事をしていたら夜にくたくたになるはず。仕事をしているフリ排除.
    ・成功の方程式はない。現場主義を徹底。感性+論理的・分析的(数値化する)
    ・チラシはお客様へのラブレター
    ・フロアごとに責任者はいらない。3フロアを1フロアとして捉える。
    ・売れないものは、売れないな・・・で終わらせない。改善・改良の余地を探す。
    ・価格設定はお客様が驚く価格を意識する。×1490円のジーンズ ◎990円のジーンズ
    ・「衆知を集める(松下幸之助)」現場の社員たちが一番の知恵を持っている。それを大切にする。
    ★ユニクロ成長の要因は「強い思い入れ」と「継続的な勉強」
    ★今のお客様だけをターゲットに商品を売っていてはそれ以上の発展が望めない。ターゲットはまだ足を運んでくれていない潜在的な需要を捕まえることである。
    ・広告は一方的に「伝える」のではなく、結果的にきちんと「伝わる」ものをつくろうという考え方が大切。

    <FAST RETAILING WAY>
    ◆ステートメント(Statement)
    服を変え、常識を変え、世界を変えていく
    ◆ミッション(Mission)
    ・本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に良い服を着る喜び、幸
    せ、満足を提供します。
    ・独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します。
    ◆価値観(Value)
    ・お客様の立場に立脚
    ・革新と挑戦
    ・個の尊重、会社と個人の成長
    ・正しさへのこだわり
    ◆行動規範(Princeple)
    ・お客様のために、あらゆる活動を行います
    ・卓越性を追求し、最高水準を目指します
    ・多様性を活かし、チームワークによって高い成果を上げます
    ・何事もスピーディーに実行します
    ・現場・現物・現実に基づき、リアルなビジネス活動を行います
    ・高い倫理観を持った地球市民として行動します

  • 即断、即決、即実行。成功という失敗。柳井さんがUNIQLOを経営してきた真髄が、自分の行動に反映できる位に非常にシンプルな言葉で表現されている。図書館で借りたけど、何度でも読みたいので購入決定。

  • ユニクロ社長、柳井さんの一冊。
    会長から社長に戻った背景、ユニクロが目指すところ、マーケティング、開発の考え方など多くの実体験から学ぶことができる。

  • ● 会社経営をしたことのない人は、危機感がなく順風満帆なことが正常だと勘違いしている。危機感を持ちながら経営しない限り、会社は継続しないし、「いつも危機」と考えて経営しないと維持や継続さえもできない。

    ● 会社を成長させようと思ったら、「現状満足」では絶対にダメで、現状を否定しつつ変えていかなければならない。そうするには経営者や幹部自身がまず自分を変えようとしなければならないし、それができなければ会社は変わらない。

    ● 成長と膨張は根本的に違います。成長は内容を伴って大きくなることです。

    ● 成功したという意味合いではなくて、むしろそれは「成功したという失敗」なのではないだろうか。成功したと錯覚している人にとって、その成功は明らかに失敗だったのだとぼくは思う。

  • 熱い。
    現状維持を良しとしない柳井さんの意気込みがひしひしと伝わる。

    この本とは直接関係しないが、読んでいて思った言葉がひとつ。

    【リスクは逃げると倍だが、立ち向かうと半分になる】

    まさにぴったりの言葉だ。

    ビジネスに限らず恋愛でも友情でもそうなんだろうけどね。

    生きる活力を頂いた。

  • 日本の代表的企業の考え方が垣間見えおもしろい

  • 会社のおすすめ書籍として紹介されていたので購入してみた。
    まず、タイトルの「成功は1日で捨て去れ」とのタイトルは
    インパクトありすぎって感じです。
    私は、1つの成功を肥やしにすると思うので(思うのではなくしていますねw)
    成長のチャンスというか新たな考えを与えてくれるような書籍になりそうです。
    勉強させていただきますって感じになりますね。

  • 常に挑戦し、仕事に情熱を持って取組む。
    シンプルだが、なかなか実践出来ないことであるが、経営者が実践し、メッセージを発信することで、社員にも浸透する。
    UNIQLOの強さは、ここにあるんだろうな。
    企業は、お客様のためにある。もっともな言葉である。
    本著でも書かれているが、いい意味でも悪い意味でも柳井さんの後継者が育ってないことがこの会社の弱みでは?
    優秀な人材も多いはずだが、柳井さんの求めるレベルが高いということ、また、そうでなければ、利益率は高いかもしれないが、低価格衣料で銀座、ロンドン、パリなどの一等地で戦うことが相当厳しいということなんだろう。

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