自壊する帝国

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104752027

感想・レビュー・書評

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  •  ソビエト連邦の崩壊に立ち会った著者の、いわゆるスパイものではない諜報活動の要諦がつぶさに分かる。
     インテリジェンスとは、こういうものなんだ。

  • 佐藤優のモスクワ駐在時代、ノンフィクション。
    ゴルバチョフからエリツィン、1991年崩壊ソ連崩壊。

    いやいや、私には難しかった。

    しかしこんな仕事があるんだな、とも思った。
    豪華なディナー食べにいったりウォッカ飲んだり、そういう話は結構面白い。

    たいちに薦められて。

  • 医者でも手に負えないね。
    ウォッカ飲み過ぎ(笑)

  • 180.07.4/25.8刷、並、カバスレ、帯付き。
    H.21.9/19.松阪BF.

  • 国の歴史や思想、政治についてまったくといっていいほど知識がなかったが、
    面白く読めた。映画や小説のステレオタイプのソ連、KGB像が見事に否定されました。
    他の視点からソ連とその崩壊を記した書籍が読みたくなりました。

  • ロシア崩壊を体験した外交官の視点で、実際に政治へかかわった人物らを軸にした回顧録。キリスト教徒である著者の素地が、人脈形成や思考過程の構築に、重要な要素として成立した。イデオロギー転換が宗教感とも折り重なる。信仰への視点がロシアの理解には必要と思った。ロシア正教会での黒司祭と城司祭の記載と、続く信仰関係の対話描写が、とても興味深かった。小説のように骨太なドキュメント。

  • 図開架 312.38:S253
    館長おすすめコーナー

  • 彼の本を読むたびに深くため息。すげー。言論の場でよりいっそうのご活躍を期待します。

  • 9/23読了

  • 情報を扱う人ならではのファクトに基づいている(はず)の明晰な文章。歴史観を持つ人の文章っていいですね。

著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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