- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105307028
作品紹介・あらすじ
57年間連れ添った妻を失っても生き抜こうとするサム。そんな彼を心配する子供たち。サムにしか見えなかった白い犬はやがて…。あなたも大切なひとといっしょに白い犬をさがしてみませんか?130万部ベストセラーの愛蔵版。
感想・レビュー・書評
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昔読んだんだが、なにかで紹介されていて読みたくなったのでまた借りてみた。
すっかり忘れていた。おじいさんが主人公で奥さんが死んで、白い犬が現れるのは覚えていたけど、同窓会に行く話とか、見知らぬ親切な人に助けられるところとか、ジェイムズが父を探すところとか、細部は全く覚えていなかった。初めて読んだみたいにおもしろく読んだ。
これは、フィクションではないのか?テリー・ケイの父の話を脚色したらしい。
いつか自分が死ぬときのことを考えた。私が死んだあと、夫はどうするだろう?夫もこのおじいさんのように私を懐かしむのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
常に誰かに見守られていることを実感するささやかな愛の物語。
この物語は作者テリー・ケイの両親が経験した話を、フィクションのように仕立てた愛の日常である。
登場するのは1人の老人と一匹の白い犬。そして老人の家族や友人たちなど。
80歳近くになる老人の元に、老人にしか見えない白い犬が現れる。
この白い犬は常に老人の側におり老人を常に見守り続ける。
物語の終盤にこの老人は病にかかり最期を迎える。
そしてこの白い犬が何者であるかを気付くシーンがある。
結果、この白い犬が「その者」であるかは物語を読んで気付いても、最後まで明確な答えは出ていないまま物語は終わる。
ただその不透明な答えで私は正しかったのだと物語を読んで思う。
すべては老人の記憶と白い犬との思い出の中に彩る真実であり、誰にも汚してはいけない愛の物語に思える。
おそらくそういった感情を読了後の「不思議であり穏やかな気持ちになる」余韻を残すために答えを出さなかったのであれば、その仕掛けを施した作者が愛おしいほど憎らしい。
人の記憶はどんなものであれ、他人が汚してはならないのだと諭される静かな物語。 -
映画も見ましたが、泣けます。大好きな本です
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「やあ、また君か。」
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「んー。。。」で終わってしまった。。。
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おじいさんになっても妻を愛したい。
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なんだか、難しい話。
白い犬と妻を亡くした老人のお話でした。
そこかしこにアメリカンを感じてしまい、よく状況がわからなかったのが事実。
心配する側とされる側に、気遣いが必要であると感じました。
もう少し年齢を重ねてからもう一度読みたい。 -
透明な感じのお話。
ワルツってどんなだよ!!
とか思ってたんですが・・
感動でしたね。
優しいお話w -
真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。 ・・・おじいさんにだけ見える白い犬…切ないです。
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かなり前に映画で観て感動しました。
不器用で頑固だけれど、誰よりも情が深いおじいさん。
何度読んでも泣ける作品です。