白い犬とワルツを

  • 新潮社
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本棚登録 : 69
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105307028

作品紹介・あらすじ

57年間連れ添った妻を失っても生き抜こうとするサム。そんな彼を心配する子供たち。サムにしか見えなかった白い犬はやがて…。あなたも大切なひとといっしょに白い犬をさがしてみませんか?130万部ベストセラーの愛蔵版。

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだんだが、なにかで紹介されていて読みたくなったのでまた借りてみた。

    すっかり忘れていた。おじいさんが主人公で奥さんが死んで、白い犬が現れるのは覚えていたけど、同窓会に行く話とか、見知らぬ親切な人に助けられるところとか、ジェイムズが父を探すところとか、細部は全く覚えていなかった。初めて読んだみたいにおもしろく読んだ。

    これは、フィクションではないのか?テリー・ケイの父の話を脚色したらしい。

    いつか自分が死ぬときのことを考えた。私が死んだあと、夫はどうするだろう?夫もこのおじいさんのように私を懐かしむのだろうか。

  • 常に誰かに見守られていることを実感するささやかな愛の物語。

    この物語は作者テリー・ケイの両親が経験した話を、フィクションのように仕立てた愛の日常である。
    登場するのは1人の老人と一匹の白い犬。そして老人の家族や友人たちなど。

    80歳近くになる老人の元に、老人にしか見えない白い犬が現れる。
    この白い犬は常に老人の側におり老人を常に見守り続ける。
    物語の終盤にこの老人は病にかかり最期を迎える。
    そしてこの白い犬が何者であるかを気付くシーンがある。
    結果、この白い犬が「その者」であるかは物語を読んで気付いても、最後まで明確な答えは出ていないまま物語は終わる。
    ただその不透明な答えで私は正しかったのだと物語を読んで思う。
    すべては老人の記憶と白い犬との思い出の中に彩る真実であり、誰にも汚してはいけない愛の物語に思える。

    おそらくそういった感情を読了後の「不思議であり穏やかな気持ちになる」余韻を残すために答えを出さなかったのであれば、その仕掛けを施した作者が愛おしいほど憎らしい。
    人の記憶はどんなものであれ、他人が汚してはならないのだと諭される静かな物語。

  • 映画も見ましたが、泣けます。大好きな本です

  • 「やあ、また君か。」

  • 「んー。。。」で終わってしまった。。。

  • おじいさんになっても妻を愛したい。

  • なんだか、難しい話。
    白い犬と妻を亡くした老人のお話でした。
    そこかしこにアメリカンを感じてしまい、よく状況がわからなかったのが事実。
    心配する側とされる側に、気遣いが必要であると感じました。
    もう少し年齢を重ねてからもう一度読みたい。

  • 透明な感じのお話。
    ワルツってどんなだよ!!
    とか思ってたんですが・・
    感動でしたね。
    優しいお話w

  • 真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。 ・・・おじいさんにだけ見える白い犬…切ないです。

  • かなり前に映画で観て感動しました。
    不器用で頑固だけれど、誰よりも情が深いおじいさん。
    何度読んでも泣ける作品です。

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