琥珀の望遠鏡 (ライラの冒険シリーズ (3))

  • 新潮社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (678ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105389031

作品紹介・あらすじ

不思議な力を持つ短剣で他の世界への窓を切り開き、羅針盤を頼りに旅を続けるライラとウィル。ライラの友だちと話しをするために、ふたりの旅は「死者の国」にまで及ぶ。ライラの担った役割とは一体?そして地上に楽園を求め、共和国建設を目指すアスリエル卿と「教会の権力」との、世界を二分する闘いが、今、はじまる。

感想・レビュー・書評

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  • "ライラの冒険シリーズ"3巻目で完結編。長くて壮大な物語で堪能させて頂きました。ラストが必ずしもハッピーエンドとはならず、それでも切なく満足のできる終わり方ですごく良かったです。メアリー博士が一体何をしてイブを堕落させる蛇の役割を担うのかを前読んだ時には理解していなかったけど、自分の経験を話し、ソレをライラが自覚するっていうことだったのね。

    映画制作が1話で終わってしまったのがとても残念。読むと改めて映像で見てみたかったという考えが強まりました。あとライラのその後に起こった話しが短編で出ているらしいので翻訳して出版してくれないものかな。

    3巻の流れとしては
    「コールター夫人に囚われたライラをウィルが救出 → 死者を救う → アスリエル卿とコールター夫人が命をかけてメタトロンを倒す → ライラをウィルはメアリー博士の話を聞き2人の感情の意味を知る ⇒ ダスト消滅は避けられる ⇒ 2人はそれぞれの世界に戻りそれぞれの人生を送ることに」
    というところ

  • (「BOOK」データベースより)
    不思議な力を持つ短剣で他の世界への窓を切り開き、羅針盤を頼りに旅を続けるライラとウィル。ライラの友だちと話しをするために、ふたりの旅は「死者の国」にまで及ぶ。ライラの担った役割とは一体?そして地上に楽園を求め、共和国建設を目指すアスリエル卿と「教会の権力」との、世界を二分する闘いが、今、はじまる。

  • 珍しくボクが最後に感涙した本。
    現在映画でやっているライラシリーズのラスト。

    登場人物の名前も覚えてないのに最後の切なすぎるオチだけ覚えてます。
    主人公が少年少女にしては切ないよ……。

  • あとがきに、ついつい続きが見たくなる面白さとあるけど、あまりテンポよく進む話とは思えなかった。ちょっと展開が遅く退屈で読み飛ばしてしまった部分もある。だが、大筋の流れは壮大で神秘に満ちた話で面白かった。1巻から語られる「大人になる」とはどういうことか。かなり聖書などの影響を受けた話のようで、宗教のことはよくわからないけど、個人的には「愛」を知ることが大人になるってことだと感じた。そして、愛を知った瞬間に訪れる残酷な運命、それでも正しい選択を考え実行したライラたち、物語を締めくくるに相応しい心に残るラストだった。ちなみに、ここではアダムとイブに模倣して男女の愛だったけど、家族なり友達なり、誰かを何かを思いやる愛を知ることでも大人になれると思った。

  • 2008/8/28 読了 琥珀の望遠鏡 ライラの冒険シリーズ〈3〉
    2008/7/29 読了 神秘の短剣  ライラの冒険シリーズ〈2〉
    2008/7/7  読了 黄金の羅針盤 ライラの冒険シリーズ〈1〉

    黄金の羅針盤を持った少女ライラと、少年ウィルは恐ろしい冒険をしながら、成長していく。

    内容 :
    羅針盤を頼りに旅を続けるライラとウィル。
    その旅は「死者の国」にまで及ぶ。ライラの担った役割とは? 
    そして地上に楽園を求め、共和国建設を目指すアスリエル卿と「教会の権力」の闘いは? 
    傑作冒険ファンタジーの完結篇。

    著者 :
    オックスフォード大学を卒業後、ウエストミンスター大学で英文学を教えるかたわら、小説、芝居の脚本、絵本などを発表。
    「ライラの冒険シリーズ」でカーネギー賞ほか受賞多数。

  • 結局は愛の物語。
    子供とか…別に…。みたいな感じだったあの二人も。
    必死に進み続けた子供たちも。
    引き離された自分の一部も。

  • 2017/4/6

    神秘の探検で別世界へ。
    正直よく分からなくなって飛ばし読み。
    最後の悲しい決断にほろり。

    この物語は、ある程度はしょって映画でサクッと見る方がイメージしやすくて良いかも。
    イギリスでドラマ化が決定したみたいなので、期待。

  • やはり、最後でしょう。最後の2人のやり取りでしょう。同じ世界ではないが故に…それが、世界の摂理なのかもしれない、と思いながら。

  • 長くて、なんだか疲れてしまった。
    コンピューターがメアリーに言った“ヘビ”ってそういうことだったのか!
    コールター夫人には最後の最後までどっち側かわからなくてヤキモキさせられた。
    アスリエル卿もわかり辛かった。結局、2人は愛しあっていて、ライラのことも愛していたんだよね?コールター夫人の言うように、2人が結婚してライラを育てていたらどうなったのかな。ライラは2人の最後をどの程度知ったのかな?
    上帝(オーソリティ)と摂政(メタトロン)が消えてクラウデッド・マウンテンはどうなったの?
    バルサモスはいきなり消えたと思ったら、急に出てきてまた消えてビックリ。
    ライラのその後は少しわかったけど、ウィルとメアリーのその後も知りたかったな。

    なんとなくだけど《ナルニア国ものがたり》の逆バージョンって感じがした。
    一部のキリスト教団体から反発があったらしいけど納得。

  • ライラの冒険三部作完結編。
    最後は本当に胸が苦しかった。
    でも、この形しかなかった。

    装幀 / 新潮社装幀室
    装画 / エリック・ローマン
    原題 / "THE AMBER SPYGLASS"(2000)

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