とんぼの本世界の名作住宅をたずねるルイス・バラガンの家

制作 : ワタリウム美術館 
  • 新潮社
4.00
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本棚登録 : 106
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021961

作品紹介・あらすじ

ピンク色の壁、浮かんでいるような階段、空しか見えないテラス-メキシコシティにある建築家ルイス・バラガン(1902〜88)の自邸は、いまも世界中から建築家や建築愛好家が訪れる、聖地のような場所です。この本は、驚きと安らぎにみちた20世紀最高の名作住宅をくまなく撮影、バラガン自身の貴重な言葉で、各部屋ごとに案内します。

感想・レビュー・書評

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  • ルイス・バラガンという人を初めて知った。
    彼の住宅が写真で紹介されている。
    感覚的にすごいと思った。

  • バラガン邸は知っていたけど、この本を読んでその意図とその美をより深く知るにつれて、建築家ルイス・バラガンの人柄や思想生き方にも興味を持った。同じ室内を朝昼晩と時間を変えて見せている写真など、読者がバラガン低を”体感”できるような工夫がなされている。
    「建築家は静謐な家を作るべき」という信条には心から共感。庭(ランドスケープ)から発想し、空間を切り取る、区切る試みの迷路のような家は、住むものを刺激し想像性を豊かにしてくれる気がする。特に格子の窓がとても美しい。静けさと芸術を愛するアーティスト的な美意識の高さ、修道士のような禁欲的な一面、有能な実業家としての一面、そして町の人々や使用人などを家族のように愛する温かな人柄など、バラガンその人の魅力が彼の家の尽きない魅力の源泉なのかもしれない。

  • インターナショナルスタイルの建築は、
    たとえばガラスのカーテンウォールによって、
    住宅やオフィスから
    安らぎと光の手ざわりを奪いました。

    もし現代の建築家がピラミッドのような家を建てたら、
    それはひどくおそろしいことです。

                だってさ

  • メキシコの偉大な建築家、ルイス・バラガンがメキシコシティに建てた自邸をメインに、彼の遺した建築物を紹介している。
    ワタリウム美術館の企画展とのコラボレーションブックのようだった。
    表題にあるだけあってバラガン邸の取り扱いは圧巻だ。
    豊富な写真で独特の色彩から細部のこだわりまで余すところなく紹介されている。
    簡単なバラガンの略歴紹介文やメキシコシティ近郊に点在するバラガン建築のアクセスマップや写真もあり、彼の建築物に興味を持った人間が、とりあえずのさわりとして触れるにはうってつけの一冊だ。

  • ワタリューム美術館で「ルイス・バラガン展」を見て購入。

    仕事は朝7時半から始めます。
    昼食は仲間と共に取り,午後4時頃には仕事を終えます。
    それから建築の本や画集を見たり,小説を読んだりします。

    私はこの本の中にあった、このバラガンの言葉が好きです。
    なぜなら、彼の建物と庭にそう言う事が見えるからです。そして宗教の存在も...
    静謐な家をつくる事....

    単純かも知れませんが...かなり洗脳されてしまった一冊です(笑い

  • 単純にバラガンの家が好きなんだ。

  • いつかメキシコへ。

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