運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 101
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022333

感想・レビュー・書評

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  • 運慶のことがよくわかる一冊。
    これを読んだあと、運慶の作った作品巡りをすごくしたくなった。
    これを読んだ上で東大寺の阿吽像見比べに行きたい!

  • 子供の頃に連れられて見た東大寺の大仏さん。
    それに何の感動もしなかったけど、
    それよりも金剛力士像に圧倒された記憶がある。
    「いや、こっちやろ!」と。
    その感覚が正しかったのだと認識できた。
    「重源像」もスゴイ!
    手塚治虫の「火の鳥・鳳凰編」
    これだったのか…

  • 作者軸で仏像を見ることはなかなかないんだけど、この運慶がぎゅっと詰まった本は読み応えがあって面白かった。
    魅力的な写真もいっぱいで、運慶像を見に行きたくなりました。

    この本の中で一番グっときたのは、今は失われてしまって見ることが出来ないけど、東大寺には運慶ら慶派の仏師たちが作った、仁王像の2倍近いサイズの四天王、脇侍像など巨像群があったこと。想像するだけでワクワクします。生で見れた当時の人々が本当に羨ましい…。タイムマシンがあったらいいのに、と初めて思いました。

著者プロフィール

監修:山本勉(やまもと・つとむ)
1953年、神奈川県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。同大学院博士後期課程中退。日本彫刻史専攻。鎌倉国宝館長、半蔵門ミュージアム館長、東京国立博物館名誉館員、清泉女子大学名誉教授。
著書に『日本彫刻史基礎資料集成』鎌倉時代造像銘記篇(共編著、中央公論美術出版)、『鎌倉時代仏師列伝』(共著、吉川弘文館)、『完本 仏像のひみつ』(朝日出版社)、『日本仏像史講義』(平凡社新書)、『運慶大全』(監修、小学館)などがある。

「2024年 『みほとけの推しほとけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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