- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101410
感想・レビュー・書評
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「論理」は一見絶対に見えるが、実は現実社会にあてはめると欠点が多いという指摘が面白い。1、重要な事柄は論理で説明できないことがある。2、論理には始点が必要 3、論理の跳躍にはリスクあり=単純にならざるをえない。 とかく仕事は論理が重要視されるが、情緒・形といった、無常観が変形して培われた惻隠の情も、日本人独特の武器。論理とセットで車の両輪として重視したい。
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藤原正彦 著「国家の品格」、2005.11発行、再読です。論理か、慣習や伝統・誠実さやユーモアか・・・。「論理」より「情緒(懐かしさとかもののあわれ)」や「形(武士道精神からくる行動基準)」が大切ではないか! これがこの本の本旨だと思います。換言すれば、祖国への誇りと自信を持つことの大切さだと思います。
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後半にかけてがっつりハマっていった。読んでよかった。
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本棚で「埃」をかぶり眠っていました。しっかり読んで「誇り」を取り戻します!!
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タイトル通り国家の品格について考察したベストセラー。
グローバル化が進む現代において日本はどうあるべきかを論じる。著者は、日本は経済成長を多少犠牲にしても、武士道精神に則った品格ある国家になり、国際貢献を果たすべきと言う。確かに気持ちは判るけれど、海外ビジネスで成り立つ国の現状を考えると、著者が言う品格を示すのは難しい。例えば日本では謙虚な態度は美徳だが、海外では弱気と見られるだけかもしれない。相手が品格を理解できるかどうか、品格がある態度を好意的に見てくれるかどうか次第だ。
品格について考えるヒントを提供する意味では、良い本だと思う。 -
教養、知識が全てではない。