日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105814

感想・レビュー・書評

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  • マンガ『ミナミの帝王』などで借金のカタに女性をソープランドで働かせろといった台詞があったが、この本によると、現在はそうはいかないということになる。かつていざとなったら風俗で働くという(著者のいう)「セーフティネット」はもはや機能しないという。とにかく「デフレ状態」で業界も二極化。希望したら得られる職種ではなくなっているようである。そしてなれたとしても、きちんと「稼げる」状態ではないと言うことだ。ある調査によると2000年の風俗嬢の平均月収が63万程度だったのに、最近の調査では30万円台にまで下がってきているという。多方面にわたって書かれているのでまとめきれないが、いくつかの数字の算出の仕方はやや荒いような気がする。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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