日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105814

感想・レビュー・書評

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  • 基礎知識がまとまっている。なんか著者の女の子に対する見方が優しくなった気がするw

  • 平成26年11月3日読了。

  • 話題の本なので読んでみた。
    風俗嬢になることに、最近の若い人には心理的に抵抗がなくなってきたようだ(私は若くないので抵抗があるが)。
    むしろ、風俗嬢になりたい女の子が多いせいで、雇ってもらいにくい状態になり、風俗嬢になれることがステイタスになってきているような!?

    この本は、とても客観的に書かれていて、世間の人が思うように、誰でも稼げるものではないこと、この仕事のしくみ、分類(?)などわかりやすく丁寧に書かれていた。
    けっして、風俗嬢を勧めるわけでもなく、否定するわけでもない姿勢に好感をもった。

  • ちょっと業務上この業界のことを知る必要もあったので読みましたが,どの業界も不景気なんですね。

  • 意外と真面目な内容で、誤解していた事も多くて結構勉強になりました

  • 2014/10/13

  • 風俗業界について、この1冊を読むと俯瞰できると思う。好著。

  • 「風俗業界の今」が俯瞰できました。「昔のように誰もが儲かる業界ではなくなった」「風俗でも格差は拡大している」という印象。現役の風俗嬢も、自分には無関係と思っている方も、自己防衛と偏見払拭のために読むことを強く勧めます。そして同じ著者の『デフレ化するセックス』や『崩壊する介護現場』で各方面の深耕を。

  • 風俗=それ以外で働きようのない人、経済的に厳しい人、メンタルや知的に障害のある人、といういめがあったが、偏見であった。学費を稼ぐために風俗で働くのもバイトの延長ということか。目からウロコ。

  • 貧困問題を考えるうえで参考になるかと思い手に取ったのが本書。しかし、もはや風俗嬢というのは、生活に困った女性が最後の手段として選ぶ仕事ではなくなっているようです。本書で描かれているのは、自らの意思でポジティブに働く現代の風俗嬢の姿でした。著者の中村氏は高齢者デイサービスを運営しながら、ノンフィクションの作品を書いているという異色の経歴の持ち主。本書でも、特に介護現場で働く職員と風俗嬢との関係については深く描けているのですが、それは著者のそのような経歴によるものだと思われます。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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