- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106107078
感想・レビュー・書評
-
警察内部の仕組みを、分かりやすい例え、本音と建て前で解説しています。
身近であるが謎の組織という印象の警察ですが、やっぱり人間の集まりなんだな、という感想を持ちました。
階級の話は普通の会社組織でもある話なので想像がつきましたが、専務の話は初耳でしたね。
読んで損のない本だと思いますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
警察って、こんなものなんだろうけど、話が分かりやすいふりをして混乱している
-
■予断:先入観を持たずに,そのモノの声を聴くこと。疑問があれば徹底的に解消し,誰にでも説明できるようにすること。刑事,警察官とはいっても,社会人の仕事の基本はやはり変わりません。
■内務省三訓:人を愛し,土地を愛し,仕事を愛する。
・気持ちよく仕事をしてもらう。士気を上げる。話し合う。自分でもプランを出す。お互い納得する。そうすることで組織は回ってゆく。 -
7/22読了。
-
キャリア視点で現場経験もあるので、組織の実情をよく伝えていると思います。
しかし、例え方が微妙で、ちょくちょくまとめようとしている構成が、読みづらいです。 -
なかなか面白かった。警察の入門編という感じで分かりやすかったし。
-
中から見た者でなければ分からない、警察組織のリアルを解説する。
基本的には平易で分かりやすいが、著者の趣味か、軍事用語で喩えようとしすぎてかえって分かりにくくなっているのが気になった。 -
公安委員会が設けられている理由や、実行型組織におけるジェネラリスト所属長(=署長)とギルドのボス(=本部課長)の関係など、かなり深いところを解説しており、ほほう、警察という「会社」も同じだな、という確認を得る。
-
警察の仕組みがよく分かりました。
そして警察のええところが沢山書いてあります。正義感とか責任感とか…
でも、仕事柄その正義感が間違った方向に進んでしまった警察官も多く見てきましたし、実際、違法捜査や冤罪、私生活上の不祥事も報道レベルで多く目にします。
その辺りも深く掘り下げて欲しかったですね。
#読書 #読書記録 #読書倶楽部
#警察手帳 #警察
#古野まほろ
#2017年18冊目 -
元警察官僚による警察組織や警察官についての一般向けの解説といったところ。本人によれば、警察庁採用のキャリア官僚の割には現場経験が多いとのことで、いわゆる警察というか、自治体警察やそこの警官の習性や文化に至るまで書かれていて、実際のところは分からないが、警察ドラマとは違う事実が語られていて、それなりにリアリティがある。現在は小説家ということだが、小説家になるために修行した成果らしい文章でもある。ちょっと癖があるが。
ノンフィクションの読み物としては、そこそこ面白い。