誰の味方でもありません (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 862
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106108105

感想・レビュー・書評

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  • 古市くんの独特の感性、捉え方があったり、納得できる内容もあったり
    ひとつひとつが短いのでとても読みやすい
    何より出版時にコメント追加しているのが読んでて楽しい

  • 初めて読んだ古市君の本が、とても面白かったので
    続いてこちらを。
    なんだかね、ネットのニュース記事を読んでるみたいでした。
    さらりと短くわかりやすく。
    読んだ後すぐに内容を忘れてしまうところも一緒かな。
    なんでだろ、読んでる最中は結構面白いのにね。

  • とても面白かった!
    古市くんが週刊新潮に2年前の今頃から昨年末まで連載したものを単行本化。
    それぞれに最近のコメントを追加してブラッシュアップ。

    私が毎回単行本化を楽しみにしている文春の林真理子さんや現代の酒井順子さんのエッセイに全く負けていない。
    林真理子さんの場合ハイソな部分では流してしまうことが多々あるので、私レベルでは古市くんのほうがいいかも(?)

    古市くんはワイドショーでしばしば見て、年上(特に女)のかたに失礼な発言をして笑いをとる、そういうキャラで呼ばれていると思っていました。
    私が同じことを言ったら、大変なことになります…。

    でも芥川賞候補になった『平成くんさようなら』もとても面白かった。
    最近の直木賞作品と本屋大賞作品よりも良いと思いました。

    さて今回ふたたび芥川賞候補になりました。
    来月選考会が開かれます。
    今度めでたく受賞したら、彼の立場が変わっていくのか、いろいろ楽しみです。
    私の彼に対する気持ちも変わるでしょうか?

  • 古市さんのエッセイ!
    テレビでは歯に衣着せぬ物言いで炎上しがちな彼ですが、エッセイはほどよく気が抜けててチャーミングでなんだか憎めない。夜中にチョコレート食べすぎてたり、とぼけながらちょくちょく誰かをいじってたりして面白い。笑
    村上春樹のエッセイ読んでるときの感じに近いかも。
    価値観は独特で少数派だと思うけど、私も世間の大多数より圧倒的に古市さん寄りなので、得られる共感も大きかった。
    「仮に結婚するとしても、パートナーと玄関は分けたい。家に帰った時に誰かが自分を待っている姿を想像すると、ぞっとしてしまう。」←頷きすぎて前転した。
    あとは、生まれ変わりを信じれば楽に生きられるということ。焦ったり不安になったりする必要は確かに無いのかもしれない。だって来世があるんだから!今世では今やりたい目の前のことだけを楽しくやっておけばいいのだ。

    せっせと学級新聞をつくったり、悪口で炎上騒ぎを起こして学級会で批判の対象になっていた小学生の頃のエピソードが愛おしすぎる。
    そしてイラストの古市さんが可愛すぎる。

  • テレビで良くみる古市さん。でもこの人がどういう人なのか全く知らないと思い本を手に取った。
    結果、とても面白かった。
    この人はすごく正直な人なのだなあ。色々なことに興味を持ち、率直な感想を言うからすぐに炎上する。でも、その言っている内容も一般の人から見るとすごく当たり前のことだったりして非常に好感が持てる。
    チョコ依存症だったり、頭のいい人なのだろうけど、自分のダメな部分も普通に見せていて、周りの人から愛される人なんだろうなと思った。

  • よく炎上している古市さんの著作なのですごく興味を持って読みました。この方は率直に思ったことを口にしてしまうだけであって、頭の中では至極まっとうなことを考えており、自分の意見や信念などもしっかりと持っている人なのだと思った。通勤で読みましたが、にやりとしてしまう内容も多く、少し前の連載をまとめたものですが、今読んでもその頃の出来事を思い出すような本だと思います。

  • 相変わらず好き勝手言ってる感じですが若干マイルドになったような?チョコレート好き過ぎて虫歯が・・と痩せたいってのが印象に残りました笑

  • チョコレートと中島みゆきとダイエットに関しては好意的なものの、その他の事柄にはすべて喧嘩を売っていくようなスタイルの古市さんのエッセイ。煽るだけじゃなくて、理屈が通っているからこの人の文章は面白い。読んでいて気持ちが良かった。

    韓国の「反日」に対して、誰よりも敏感なのは日本の「反韓」の人たちだ、言い切ったり、「こんな感じでいいかな」と思った瞬間に成長が止まる(おじいちゃんになる)と持論を展開する古市さん。いちいち納得させられた。

    この人はこの先どうなっていくんだろう。頭のいい人だから政治家になったりするのかな。敵も多そうだから暗殺されたり、文春砲を喰らったりしないといいな。

  • リアルタイムで読んだらもっと面白かったかなと思った。後日談で情報が更新されているのが良かった。

  • 古市さんの独特の感性が面白い。こんな考え方もあるんだな、と感じた。

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著者プロフィール

1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。2011年に若者の生態を的確に描いた『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍。18年に小説『平成くん、さようなら』で芥川賞候補となる。19年『百の夜は跳ねて』で再び芥川賞候補に。著書に『奈落』『アスク・ミー・ホワイ』『ヒノマル』など。

「2023年 『僕たちの月曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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